《1》で、突然だけど坂上君って、宗教はなんなの?キリスト教?それとも仏教?それとも、もしかしたら……。
《2》まわりにさ、宗教に凝ってる人とかいない?
※メインシナリオである[あなたは幸せですか?]のあらすじは、小説版もしくはVNV(ビジュアルノベルバージョン)「学校であった怖い話」などに収録されている話と同じであるため割愛します
《1》福沢のクラスメイト蜜田真奈美は、いかにも手作りという感じのシャンプーを何本も学校に持ってきた。
《2》そんなシャンプー、坂上君だったら、いくらぐらいで買う?
《3》野沢はシャンプー教室に行った翌日欠席した。福沢は何かあったに違いないと思う。
※選択肢以降のテキストは小説版、VNV等と同じであるため割愛します
福沢も被験者にされそうになったため、怒った福沢はサジタリウスの入った容器を看護婦から奪い、中身を蜜田の頭に被せて逃げた。家に帰った福沢は警察に通報したが、研究所は廃墟になっていた。蜜田は転校ということでいなくなった。
福沢も被験者にされそうになったため、怒った福沢はサジタリウスの入った容器を看護婦から奪い、中身を蜜田の頭に被せて逃げた。家に帰った福沢は警察に通報したが、研究所は廃墟になっていた。その後、蜜田は何事もなく学校に現れ日常生活を送っているという。ただし、一つだけ変わったことがあるのだが、福沢の口からは言えないらしい。
渡瀬という勉強も運動も得意な女子生徒がいたが、星岡という女子は、何をやっても渡瀬に敵うことがないことを許せなかった。
《1》そんな星岡さんのことってどう思う?
《2》渡瀬には何か秘密があるに違いないと思った星岡は、渡瀬と一緒に勉強しないかと誘った。
それで星岡さんは、どうやって渡瀬さんと勉強したと思う?
渡瀬には、先に起こることを知る能力があったのだ。その能力を目の当たりにした星岡は逃げるように教室を飛び出した。翌日、渡瀬は突然転校してしまい、姿を消してしまう。渡瀬がなぜ学校を離れたのか、真相は藪の中である。
渡瀬の家に上がった星岡は彼女の部屋を調べ、秘密の地下室を見つける。中に入ると何体もの首のない死体が横たわっていた。驚いた星岡は帰ろうとしたが渡瀬に見つかり、鼻と口を塞がれ意識を失ってしまう。次の日から星岡は人が変わったように成績も運動もレベルが上がっていた。クラスメイトは最近星岡の首の色と体の色が違うことに気付いたようだが、それを問いかけても星岡は意味深な笑いを浮かべるだけだった。
星岡は嫉妬のあまり渡瀬に嫌がらせをするようになったが、渡瀬は全く堪えなかった。そして、ついに星岡は渡瀬を殺すことを計画する。しかし、渡瀬に気付かれ、何かを口移しされた。次の日から星岡は人が変わったように渡瀬にべたべたするようになった。星岡の肌の下には小さな虫みたいなものが這いずりまわっているらしい。どこかの国の惚れ薬には特殊な蟲の力を使って相手を好きにさせるものがあるらしいが、星岡が変わったのも、そういったものを飲まされたせいなのかもしれない。
星岡は、渡瀬には何か秘密があるのだと思い、彼女を監視するようになった。ある日、渡瀬が旧校舎に入っていくのが見えたので、その後をつけると、星岡は突然血を吐いた。目の前にはおぞましい笑いを浮かべた渡瀬が立っており、彼女の秘密を暴露した。渡瀬は旧校舎の悪魔と契約をしており、そのせいで学校で起こり得るすべての事柄をあらかじめ知ることが出来るのだと。秘密を知った星岡は悪魔の力によって殺された。
写真部に所属する向井という女子生徒の撮る写真は、すべて心霊写真になってしまうという。彼女が三年生の時、最後のコンクールに向けて、いい成績が残せるよう張り切っていた。
《1》……ねえ坂上君、向井さんは無事にコンクールに参加できたと思う?心霊写真を撮っちゃうような子だよ?
《2》向井は部長に参加を拒否された。
坂上君、あなたが同じ立場だったら、こんな時って、どんな気分かな?
向井は行方不明になってしまった。そして消えてから間もない日、学校の掲示板に、邪悪な雰囲気を醸し出す黒い影の覆い被さった校舎の写真が貼り出された。その写真は近い将来、学園に不吉なことが起きるということを暗示するものなのだろう。
気分を切り替えた向井は学校行事である修学旅行を楽しんだが、クラスの集合写真を撮るときに担任の先生に頼まれ、カメラを貸してしまう。その後帰りのバスが事故を起こしてしまい、向井を含む乗客は全員死亡してしまった。残されたカメラのフィルムを現像してみると、集合写真は見当たらず、凄惨な事故現場の画像が写っていた。
向井は自分磨きに精を出すことに決め、そのうちに相田というクラスメイトと付き合うようになった。しばらく写真のことも忘れて相田との恋愛を楽しんでいたが、ある時、彼から二人の記念写真を撮りたいと申し出があり、つごもり橋の上でツーショット写真を撮った。その夜向井がその写真を現像すると、不気味な影が抜け出て彼女を殺してしまった。向井は以前に撮影してはいけない場所を撮影してしまい、そこの地縛霊に取り憑かれていたのだという。
向井はコンクールに出す写真の撮影に成功し、準優勝することが出来たが、優勝ではなかったことに絶望してしまい、首を吊って自殺してしまう。以来、部員の撮る写真には必ずなんらかの霊現象が写し出されるようになってしまった。そこで有名な祈祷師にお祓いを頼み、年に一度は使用したカメラを燃やすという伝統行事が行われるようになったという。
この学校の怖い噂のひとつに「ヒトシ君」という妖怪の話があるという。ヒトシ君は放課後に出没し、いつも何かを追いかけているらしい。その時に「ヒトシくんを待ってあげて!」と言ってしまうと、その人は守護霊様を食べられてしまい、不幸になってしまうのだと。福沢の姉の友達である霧島という人が、ヒトシ君に会ったことがあるといった。
ねえねえ、坂上君って、そういうホラーが好きな子とか興味ある?
霧島は図書室で調べ物をしているうちに遅くなってしまい、ヒトシ君に遭遇してしまう。そして、つい言ってはいけない言葉を口にしてしまい、妖怪の姿に変貌したヒトシ君に守護霊様を食べられてしまった。以来霧島は不幸に見舞われ続けているという。
霧島はどうしてもヒトシ君を見てみたくなり、毎日放課後の廊下でヒトシ君を待ち構えていた。そしてある日、ついにヒトシ君に遭遇する。喜んだ霧島だったが、ヒトシ君が廊下の向こうに行ってしまうときに「待ってよぉ!」と言うと、ヒトシ君は恐ろしい目で彼女を見つめ、「お姉ちゃんも、僕みたいに……なりたいんだね?」と飛びかかってきた。彼女もヒトシ君と同じような妖怪にされてしまったらしい。
霧島とその彼氏である西尾は、ある日の放課後ヒトシ君に遭遇する。前から、もしヒトシ君に会ったらからかってやる、と言ってた西尾はヒトシ君をからかい、霧島も便乗した。やがて完全に悪乗りしてきた頃、ヒトシ君は二人の首を奪ってしまった。
どうしてもヒトシ君に会いたかった霧島は、週に何回かは放課後の廊下を歩き回ってヒトシ君を探していた。そしてある日、陽が落ちるまでヒトシ君を探していた霧島が疲れて帰ろうとすると、ドアも窓も非常口も開かなくなってしまい校舎に閉じ込められてしまった。明日の朝まで待とうとすると、急に眩暈がして身体が麻痺し、そのまま倒れてしまう。次の日、霧島は冷たい死体となって発見された。なぜ霧島が死んだのかは謎だが、おそらく正体を突き止められることを嫌ったヒトシ君の仕業ということになったようだ。
福沢は、吉島春香という、とても平凡だが彼氏が欲しいという願いの強い女子生徒の話について語りだした。
《1》ね、そういえば坂上君ってさ、ホラー好き?
《2》吉島の友人である立石すみれの大切にしていたカバンが無くなってしまい、彼女の机の中には、大切なものがどこにあるか教えてほしいなら旧校舎の教室に来るよう指示した手紙入っていた。立石は旧校舎に入り、吉島もそれを追って旧校舎に入ると、上の階から女の子の悲鳴が聞こえてきた。
それで、吉島さんはどうしたと思う?
図書室で悪魔召喚の儀式を知った吉島は、旧校舎で実際に悪魔を呼び出し、死後の魂と引き換えに彼氏が欲しいという願いを叶えてもらった。その後吉島は同様の願いを持つクラスメイトの女子たちを次々に旧校舎へ誘い、悪魔との契約を行わさせた。それを止めようとした友人の天音は、吉島の寿命と引き換えに命を奪われる。吉島は女の子に恋の幸せを伝え、それを邪魔する者は排除する、『恋愛教』の教主となったのだ。
吉島が逃げた次の日、立石は旧校舎の入り口で死体となって発見された。立石の死を聞いた吉島は倒れてしまい、病院へ入院した。今でもずっと「すみれ……すみれ……」と呟いているのだという。
立石と吉島は、女子グループのリーダーである天音にリンチされ、吉島は入院、立石は亡くなってしまった。その後、天音とその仲間は警察に逮捕され、少年院の中で全員死亡した。それから、旧校舎には夜な夜な泣き声が聞こえるようになったという。カップルでその声を聞くと、その日の夢に立石が出てきて「私のカバンを返して……」というので、その時「カバンは天音さんが持っています」と答えないといけないらしい。
こんなんじゃ、シラけるよ。と福沢を怒らせてしまい、話が終わってしまった。
明るくルックスも良い山寺と、同じクラスの田中はとても仲の良い親友だった。しかし田中の、ホラー映画好きという趣味が我慢できなかった山寺は、ある日不満を爆発して喧嘩してしまう。やがて二人は仲直りするが、嫉妬深い彼氏岸谷に、クラス委員の斎藤との仲を疑われてトラブルになった山寺が、田中にそれを相談すると、田中もまた、山寺が田中のホラー趣味を嫌っていたように、山寺の恋愛話が嫌いだったといい、相手にしてくれなかった。
坂上君はどう思う?
山寺は嫉妬に狂った岸谷にナイフで刺殺されてしまった。山寺の葬式で、田中はひっそりと笑っていたという。
山寺は岸谷に別れ話をしたが、逆上した岸谷に殺されてしまう。その様子を校舎の隅でビデオカメラに撮る人物がいた。おそらく田中だったのだろう。そのビデオは今でも校内のどこかにあるらしい。
山寺は岸谷の望み通り、他の男子を相手にしないように決めた。だが、校舎裏で岸谷に体を求められているところを斎藤に見られ、厳しい声で注意をしてきたことを、岸谷に誤解され、山寺は岸谷に殺されてしまう。
芸能人並のルックスを持つ八重樫に、美津見という彼女ができた。しかし八重樫は不良グループの一員であるという秘密があり、彼女にはそれを知られないようにしていた。だが、ある時、不良仲間に彼女を紹介してくれ、と言われてしまい……
《1》坂上君、もしあなたにそんな友達がいたら、どう思う?
《2》八重樫は結局彼女を不良仲間に紹介したが、不良仲間は八重樫と彼女をアジトへ誘い、そこで八重樫を襲った。そして彼女である美津見を暴行しようとしたのだが……
ねえ、八重樫君はこの状況で、いったいどうしたと思う?
実は美津見は悪魔で、不良グループ達はみな彼女に殺された。本来、正体を知った人間は許さないのだが、八重樫は彼氏なので特別に許すことにし、二人は今でも付き合っているのだという。
八重樫の怒りが頂点に達すると、彼は悪魔のような力を振るって不良たちを全てやっつけ、忠誠を誓わせた。以来彼はグループの新しいリーダーとなったらしい。一部始終を見ていた福沢の話によると、おそらく美津見は悪魔で、八重樫にその能力を分け与えたのだという。
八重樫が怒鳴ると突如目の前が白く眩しく爆発し、気が付いたときには不良たちは全員首を掻き切られ死んでいた。八重樫は壊れてしまい、今も病院にいるという。一部始終を見ていた福沢の話によると、美津見は悪魔で、その力によって八重樫に不良を殺させたのだという。美津見は今でもこの学校にいるけど、近づかないほうがよいと忠告してきた。
八重樫は不良グループたちと縁を切ろうとしたが、ボコボコにされ入院してしまった。見舞いに来た美津見は八重樫が何かに悩んでいることを察し、「私に任せて!」と病室を去った。次の日、彼女が持ってきた新聞を読んでみると、例の不良グループのメンバー全員が、駅のホームから飛び込んで轢死したという記事を見つける。事件の不自然さと、美津見が彼らのことを知っていたことを疑問に思い質問すると、美津見は旧校舎に棲む悪魔と契約して、不良グループの始末を頼んだという。
福沢に、もう話す気が起きないよ、本当に不愉快だわ、と言われ話が終わった。
福沢に、あなた、男の子としてサイッテーだと思うな、と言われ、これ以上話しても無駄だとして話が終わった。