真田泰明・第1話


シナリオパターン

1年ぐらい前、泰明の番組ではルネサンス時代の無名画家の絵の復元のためにCGを使うことになった。そして、復元する為の絵をX線で調査すると、絵のうしろにもう一つ絵が隠されていたのが発見されたという。

その絵のうしろには何が描かれていたと思う。かなり意外なものだから当ててごらん。

  1. 恋文→恐ろしい呪文だったんだ。[絵に描かれていた呪文]へ
  2. 魔女→美しい女神の絵が描かれていたんだよ。[絵に恋する風間]へ
  3. 女神→とても恐ろしい魔女の絵が描いてあったんだ。[風間のおばあちゃん]へ
  4. ピエロ→おもしろい格好をした変な人物が描かれていたんだ。[ベストドレッサー風間]へ
  5. 素敵な男→そのいい男というのは俺なんだけどね。[恐ろしい目にあった泰明]へ
  6. 宇宙人→そのとおり宇宙人なんだよ。[風間は宇宙人?]へ

絵に描かれていた呪文

絵の復元作業に入って一週間後の夜、復元の担当者だった片山から連絡を受けた泰明は、復元の最後の瞬間に立ち会うことにした。しかし、モニターに呪文が復元される最後の瞬間、部屋の電源が落ち、モニターの中から謎の男(風間)が蘇った。本能的に逃げようとする片山と泰明。

君だったら腰を抜かして、床に座りこんじゃうんじゃないかな。

  1. そんなことない→ははっ、たのもしいな。[恐妻家の男]へ
  2. そうかもしれない→ははっ、素直だな。[襲われた片山]へ
  3. わからない→正直だな。[いけにえとなった片山]へ

恐妻家の男

片山と泰明は倉庫へ逃げ込んだが、そこはあの絵の原画が置かれている場所であった。程なく倉庫の空気が青白く光り出すと、謎の男(風間)が現れ、片山は殺された。泰明も死を覚悟したが、足元にあった例の絵の原画を男にかざすと、絵に描かれていた婦人が現れ、男を追いかけていった。(次の人の話へ)

襲われた片山

片山と泰明はビルの外へ逃げようとしたが、逃げ遅れた片山は襲われ、体がミイラのように干からびていった。

片山を助けに行くかい?

  1. 助けに行く→話を終えた泰明のお腹に風間の人面疽が現れ、主人公は片山の人面疽を移されそうになる。(ゲームオーバー)
  2. 見捨てる→走り続けた泰明は、教会へ逃げ込んだ。そこでも謎の男が現れるが、彼は泰明に関西弁でルーマニアの方向を聞くと消えていった。(次の人の話へ)

いけにえとなった片山

片山と泰明はエレベーターの中へ逃げ込んだが、恐怖で混乱した片山は泰明を襲い、泰明は片山を殺してしまった。そこへ謎の男が現れると、君が捧げてくれたいけにえのおかげで復活できた、と片山の死体を消し泰明の傷を治して消えていった。(次の人の話へ)

絵に恋する風間

復元画のCG制作担当だった風間望はその絵に恋してしまったようだ。

《A》ところで、君、好きな人いる?

  1. いる→えっ、いるんだ。ちょっと妬いちゃうな、ははっ。《B》
  2. いない()→[絵を眺める風間]へ

《B》じゃあ、デートとかしたことあるの?

  1. ある→[美女を追いかける風間]へ
  2. ない→ふ〜ん、そうか。ホッとしたよ。《C》

《C》じゃあ、その人の写真を持っているかな。

  1. 持っている→[罠にはまった美女]へ
  2. 持っていない→[絵を眺める風間]へ

美女を追いかける風間

風間は絵の美女をホログラフィで表示することを思いつき、三次元化することに成功するが、その日以来風間は行方不明になってしまった。後日、絵のデータを見つけた泰明達がホログラフィ装置に転送すると、装置から、逃げ出す絵の美女と、彼女を追いかける風間が一緒に出てきた。以来、女を追っかける風間の幽霊がでる噂が広まったという。

こんな話は信じられない、と主人公がいうと、目の前を女と男が通り過ぎていった。彼等はあの後、この時間になると目の前を通るようになったのだという。(次の人の話へ)

罠にはまった美女

絵を見ているだけじゃ飽きたらなくなった風間は、試験的に導入された三次元スキャナーを使用して自分の姿を美女の絵に合成しようとした。風間が自分の姿を取り込もうとすると、突然美女の絵が勝手に表示され、彼の姿が完全に合成されると美女は恐ろしい魔女に変貌していた。その日以来風間は行方不明になり、後日泰明が例の絵を表示すると、そこにはいやらしく笑いながら走る風間と、いやな顔をして逃げていく美女が映し出された。罠にはまったのは美女の方だったらしい。(次の人の話へ)

絵を眺める風間

風間は謎の美女の素性を調べだしたが、何の手掛かりも見つけることができず、生きる目標を失ったかのようにボーッとしていた。そしてときどき倉庫でその絵の原画を眺めるようになったという。

こんな風間のことどう思う。

  1. 一途だと思う→ある日泰明が倉庫に行くと、そこには血を吸ってくれと懇願する風間と、嫌がる美女の姿があった。風間はとり憑かれていたんじゃなく、とり憑いていたのだった。(次の人の話へ)
    (※を通っていない場合、その後なんどCGを作っても美女の顔が迷惑そうな顔になってしまう、という話が追加される)
  2. 変な奴だと思う→ある日泰明が倉庫に行くと、そこには風間が立っていた。

どうする。声をかけるかい。

  1. 声をかける→風間は彼女のところへ行く方法をみつけたのだといい、呪文を唱えると消えてしまった。しばらくして例の絵の分析結果が出ると、そこには「NOZOMU KAZAMA」というサインと「泰明さん、どうもありがとう」という日本語のメッセージが書かれていた。(次の人の話へ)
  2. 黙ってみている→風間は彼女のところへ行く方法をみつけたのだといい、呪文を唱えると消えてしまった。しばらくして例の絵の分析結果が出たが、なんと絵の美女は男だったことが判明した。(次の人の話へ)

風間のおばあちゃん

CGの担当者だった風間は、絵を表示すると真っ青な顔をした。そして「これは化け物です……」というと画面に映ったグラフィックを消してしまった。泰明達が風間をソファーにつれていって話を聞くと、風間は幼少時代にその化け物を見たのだという。しかし、化け物とは風間のおばあちゃんの事で、絵に描かれていたのはただの偶然であった。(次の人の話へ)

ベストドレッサー風間

描かれていた人物は、恥ずかしい髪型をしていた。おまけの絵の下にはさらに笑いを誘うようなメッセージが隠されており、泰明と片山は大笑いをした。そして二人が帰ろうとすると、あの絵の人物が現れた。

いったい何者だと思う。

  1. 絵から抜け出した人でなければ、話にならない
  2. 泰明さんを脅かそうとした、スタッフ

泰明達は大いに笑ったが、男は怒ってしまい、片山の頭を消してしまった。男は泰明に「俺はそんなに変か?」と聞いてきたため、泰明は「服がちょっと……」とあたりさわりなく答え、流行の服についてありったけの知識を彼に話した。納得した男は礼をいって消え、泰明は助かる。

話が終わると泰明は言った、「もし街で緑と赤のストライプの服を着て、黄色い帽子を被った妙な男を見掛けたら、そいつかもしれないよ」と。取って置きのファッション情報だといって教えたのがそれなのだという。(次の人の話へ)

を通っていると、話の最後に片山から泰明の携帯へ電話がかかってくる。片山って、死んだ人じゃ……(次の人の話へ)

恐ろしい目にあった泰明

絵の下には泰明そっくりの肖像画が描かれていたのだという。しかも、その人物は泰明のお気に入りの服まで着ていた。泰明が担当の風間に一体どういうことなのか問い詰めると、風間はここでは言えないので、昼に屋上へ来てくれと言った。

泰明は悩んだ、世の中には知らない方がいいこともある。

そんな風に思ったことないかな。

  1. うん→実はあの写真は、風間がパソコン通信で知り合ったイギリスの女性に、「自分だ」と偽って送った写真だったのだという。それから数日後その女性がやってきたのだが、泰明は彼女を見て心臓が止まりそうになった。彼女も偽りの写真を送っていたらしい……。(次の人の話へ)
  2. ううん→泰明は風間に告白された。風間は泰明の事が好きだったらしい……。(次の人の話へ)

風間は宇宙人?

ADの風間は絵について調べたいから、と、イギリスに発ったが、予定の二週間後になっても帰ってこない。一ヶ月ほど経ってから風間は局に現れたが、泣きながら謝るばかりだった。そして風間が顔を上げると、そこにはあの絵にそっくりな顔が……。

しかしそれはお面であった。

風間は飛行機に乗り遅れて、今日まで家に隠れていたらしい。

泰明はそんなことぐらいで家に一ヶ月も閉じこもる風間が怖くて、その日から彼に近付かなくなったという。(次の人の話へ)

隠しシナリオへ

風間を実在の人物として登場させ(絵の後ろに描かれていたものを「2.魔女」、「3.女神」「5.素敵な男」「6.宇宙人」のどれかにする)話を終わらせ、その後すべて風間の話になるよう語り部を選んでいくと、七話目に[隠しシナリオ・風間]が出現する。

登場人物

片山徹 (グラフィック有り)
絵の復元の担当者。
風間望 (グラフィック有り)
復元画のCG制作の担当だったり、ADだったり、絵に描かれた男だったり。

Last modified:2012.6.12.
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