真田泰明・第4話
シナリオパターン
このシナリオではマップ内の移動イベントがあり、はじめの選択肢でHPが設定され、通常の選択肢による分岐の他、HPの増減やマップ内で起こるイベントなどによって終了パターンが変化する。
怖い出来事のきっかけになった言葉って、どんなものかわかるかな。
- 悲鳴(HP:150)
- 呪いの言葉(HP:80)
- ある人間の死に際の言葉(HP:100)
音響部門にいた北田裕は、仕事を終えて帰ろうとしたときに、制作会社で2時間ドラマを作っている監督から女優の悲鳴を何とか付けてくれと頼まれた。しかし監督はどのテープの悲鳴も気に入らなく、とうとうライブラリーが尽きてしまった。
それで彼はどうしたと思う?
- 素直に謝った→もう一度倉庫に探しに行き、テープを見つけた。[MAP移動イベント]へ
- 自分で悲鳴を出した→北田は謝ったが、監督は自分で倉庫へ探しに行った。
- もう一度探しに行った(★)→翌日、監督がテープを持参してきた。[MAP移動イベント]へ
監督は「もういい自分で探す」といって倉庫に入っていった。そして倉庫から古ぼけたテープを持ってきたが、そのテープに収録されていた悲鳴は、その場にいた誰一人が動けなくなるほど余りに凄いものであった。
この悲鳴を使うかい?
- 使うと思う→ドラマを制作したスタッフが次々と惨殺される事件が起き、北田も最後の犠牲者となった。犯人はあの悲鳴の声の主の子供だったらしい。(次の人の話へ)
- 使いたくない→北田が帰ろうとすると、監督と大村課長が言い争っている声が聞こえてきた。どうやらあの悲鳴は優子という女性が殺された時のものらしい。言い争いは次第に激しくなり、監督が叫ぶと大村の悲鳴が轟いた。その後、大村は行方不明になったという。(次の人の話へ)
MAP移動イベント
このイベントでの終了パターンは以下の三通り。
- HPが0になった場合→[北田のテレコ]へ
- マップ内でイベントが起こった場合→イベントについては各階のマップ参照
- HPが0になる前に、建物から脱出した場合→[恐怖の一夜が終って]へ
なお、マップは4階の第1スタジオ前からスタートする。
ダメージは大が40、中が20、小が10である。
北田のテレコ
北田は次の日死体で発見された。この話は、彼のポケットに入っていたテレコの内容を整理したものだという。
実はあのときの北田君のテレコに入っていたテープがここにあるんだけど、聞いてみるかい?
- 聞きたい→物好きだね。じゃあ、明日にしよう。夜、トイレに行けなくなると困るだろ、はは。(次の人の話へ)
- 聞きたくない→そうだな。良夫が夜、トイレに行けなくて、寝小便したら困るからな。(次の人の話へ)
4階マップ
《第1スタジオ》
- スタート時に移動せず、すぐにスタジオに入った場合→特にイベントは起こらない。
- スタート時に中央廊下か西側の廊下に移動し、その後スタジオに入った場合→北田はテープに火をつけてしまう。テープは悲鳴を上げ燃えていき、テープが燃え尽きていくと、北田の意識も薄れていった。北田は次の日出勤してきた同僚に発見されたが、北田以外のスタッフは総て死亡していたという。ドラマに出ていた女優は平穏な日常を過ごしており、北田は病院でまだ「悲鳴が聞こえる」と悪夢にうなされているそうだ。(次の人の話へ)
《第2スタジオ》
- ★を通っていない場合→HPが回復する。
- ★を通っている場合→スタジオの中には女の子の死体と、その傍らに座り込んでいる監督の姿があった。監督は最高の悲鳴のために自分の娘を犠牲にしたらしい。北田が声をかけると監督は部屋の外へ走り出し、その後悲鳴が轟いた。娘の復讐が終ったのだろう。(次の人の話へ)
《※東側廊下》
- ★を通っていない場合→ダメージ大。
- ★を通っている場合→監督が倒れており、「あの悲鳴は………、大村………」というと、息を引き取った。北田が大村に電話をしたが、留守番電話になっており、悲鳴が轟いて受話器が破壊された。大村は自宅で切り裂かれ死んでいたという。(次の人の話へ)
3階マップ
《第3スタジオ》
- ★を通っていない場合→HPが回復する。
- ★を通っている場合→スタジオに入ると異臭が漂っていた。
- スタジオに入るのを止める→廊下に出ると悲鳴が北田の体を引き裂いた。(次の人の話へ)
- スタジオの奥に進む→シートの下に若い女性の死体が山になっていた。監督の仕業だろうか?(次の人の話へ)
《第4スタジオ》
- ★を通っていない場合→スタジオの奥に大村がいた。あの悲鳴は昔スタジオの食堂で働いていた女性が殺された時のものだったらしい。大村がどこかへ行こうと、ドアのノブを取った。
- 大村さんを止める→悲鳴の主は大村の恋人だった。犯人は監督であり、監督は女性の霊によって殺された。(次の人の話へ)
- 大村さんを黙って行かせる→悲鳴の主は大村の恋人だった。大村は悲鳴の入ったテープを燃やし、これ以上の被害がでることをくい止めた。(次の人の話へ)
- ★を通っている場合→スタジオの奥に鈴木優子の死体があった。監督が最高の悲鳴を出させるために殺したらしい。監督がスタジオに入ってくると、鈴木の霊によって、監督も死んだ。(次の人の話へ)
2階マップ
《倉庫1》HPが回復する。
《倉庫2》
- ★を通っていない場合→この倉庫は悲鳴が録音されていたテープがあった場所であった。北田はテープの謎を解き明かそうとしたが、死んでしまい、事件は謎のままに終った。(次の人の話へ)
- ★を通っている場合→HPが回復する。
《資料室1》
- ★を通っていない場合→中に大村がいた。テープは20年前に大村が録ったものだという。大村は部屋を出て階段を上ると、悲鳴によって殺された。後に発見された大村の日記によると、映画のシーンで悲鳴が必要になった大村は通りすがりの女性をさらって悲鳴を収録したらしいのだ。女性は恐怖のあまり死亡し、その死体はスタジオの敷地内に埋められていた。(次の人の話へ)
- ★を通っている場合→HPが回復する。
《資料室2》HPが回復する。
1階マップ
《事務室1》HPが回復する。
《事務室2》HPが回復する。
ビルを脱出すると[恐怖の一夜が終って]へ。
恐怖の一夜が終って
ビルを出た北田は警察に連絡し、崩れるように倒れた。北田以外のスタッフは総て死亡していたという。ドラマに出ていた女優は平穏な日常を過ごしており、北田は病院でまだ「悲鳴が聞こえる」と悪夢にうなされているそうだ。(次の人の話へ)
登場人物
- 北田 裕 (グラフィック有り)
- 当時入社3年目で音響部門にいた男。
- 監督
- 制作会社で2時間ドラマを作っている監督。
- 大村
- 音響部門の課長。
- 鈴木優子 (大村の恋人だった場合はグラフィック有り)
- 悲鳴のアフレコがうまくできなかったアイドル。もしくは、かつて大村の恋人だった女性。
- 佐藤
- ドラマの助監督。
Last modified:2012.7.17.
42+α:アキ