選択肢無しの一本道シナリオ。
尾岳冬良はドラマ化した小説の続編を書くつもりだった、という泰明。
その内容は、あの洋館で生き延びた男が主人公で、今度は自ら恐怖の夜を演出するというものらしい。
泰明はしばらく立ちすくむと、部屋を出ていった。
部屋の外からは次々と悲鳴が聞こえ、戻ってきた泰明の手には血の滴った大型のナイフが……。
…………………………。
主人公が意識を取り戻すと、そこは家の外で、泰明の死体が横たわっていた。
遠くからサイレンの音が聞こえる中、ナイフを握った主人公は呆然と立ちすくむのであった。