山崎哲夫・第7話


シナリオパターン

哲夫の話が終わり、ずいぶん遅い時間になった。もうお開きにした方がいいのだろうか?

  1. お開きにする→まだ眠たくない人もいたが、和子の一言でお開きになる。
  2. 怖い話を話す→みんな眠りたいようだった。結局お開きに。

いざ布団に入るとなかなか眠れない。何か、いい方法あったかしら……。

  1. 目を閉じる→どれくらいの時間が過ぎただろうか。今の自分は起きているらしい。
  2. ヒツジを数える→[ひどい顔に]へ(END)
  3. 英語の教科書を開く→ここには教科書はなかった。上記二択へ戻る

のどが渇いたので水を飲みに行きたいが、起きるのが面倒くさい気もする。

うーーーん、どうしよう……?

  1. 起きて水を飲みに行く→布団から抜け出して廊下へ。
  2. このまま寝直す→やっぱり水を飲みに行くことに。廊下へ。
  3. とりあえず起き上がってみる→[前田家の伝説]へ(ゲームオーバー)

家の中はしんと静まりかえっており、自分だけが取り残されたような気さえした。本当に、みんな眠ってるだけなのだろうか?

……なんだか不安だわ。

  1. 他の人の部屋を覗いてみる→[血を飲む正美]へ
  2. 大声を出して人を起こす→声の限り叫んだ。
  3. おとなしく水を飲みに行く→[殺人犯に殺される]へ(ゲームオーバー)

しかし、誰も起きてこない。もう一回叫んでみようか……?

  1. もう一回叫んでみる→もっと声を張り上げて叫んでみよう。
  2. 他の人の部屋を覗いてみる→[血を飲む正美]へ
  3. あきらめて水を飲みに行く→[現れた和弘おじさん]へ

声に気付いたみんなが、何事かと起きてきた。良夫が「一人でトイレに行くのが怖いんだろ!」といいだし、泰明は「本当なのかい?」と聞いてきた。

どうしよう?みんなの気配がなくって不安だった……なんていったら、また良夫に笑われちゃう。

  1. 本当のことをいう→由香里に一喝され、水を飲んで寝ることに。[殺人犯に殺される]へ(ゲームオーバー)
  2. 適当にごまかす→外に人影が見えたと嘘をついたが見抜かれてしまい、正美にたしなめられ、由香里に一喝される。結局水を飲んで寝ることに。[殺人犯に殺される]へ(ゲームオーバー)

ひどい顔に

ヒツジの数が二万八千九百五十六匹になっても眠れず、ふと気付くと障子の外が明るくなっていた。結局一睡もできなかった主人公が部屋の鏡を見てみると、ボサボサの髪、腫れぼったいまぶた、黒く縁取られた目の下のくま、と、見るも無惨な顔が映っていた。

怖い話って……。このことだったの…………!?(END)

前田家の伝説

身体を起こそうとしたが、動かない。息苦しくなり目を開けると、そこにはみんなの姿が。

「あれだけ怖い話をした後に、何も起こらないっていうのはないよね」
「そうだよ。これじゃあ、せっかくのシナリオが台無しだ」
「そうですわね。物語には、悲劇のヒロインが必要ですもの」
「よかったなぁ、前田家の伝説として、永遠に語り伝えられるんだぞ」
「そうよ、開かずの間の伝説と共にね」
「俺、学校に行ったら絶対自慢するからな。『俺の親戚の女がさぁ、開かずの間で怖い話をした夜にさぁ、突然死んじゃったんだ……』って感じでさぁ……」

泰明が笑いながら首を絞め、誰も助けようとはしなかった。(ゲームオーバー)

血を飲む正美

襖を開けて由香里の泊まっている部屋を覗くと、首筋から血を流して横たわる由香里と、口許を血でぬらした正美の姿があった。「あなたも飲みます?喉の渇きには、これが一番ですわよ」

私に、由香里姉さんの血を飲めっていうの!?

  1. 飲む→実は吸血鬼だった主人公。逆に正美の血を吸い、母にもすすめようと思った。(END)
  2. 飲まない→後ろにいた和子に羽交い締めにされ、血を吸われた。(ゲームオーバー)

殺人犯に殺される

台所に着いて、水をコップに入れると、自分の顔と、その後ろにもう一人が映っているのが見えた。振り返った瞬間、出刃包丁の刃が首筋を切り裂く。かすんでいく主人公の目に映ったのは、見たこともない男の顔だった。(ゲームオーバー)

現れた和弘おじさん

台所に着いて水を飲み、部屋に戻ろうとしたが、部屋の隅に人がうずくまっているのに気付いた。その人は頭を抱えるようにして、苦しげなうめき声をあげている。「大丈夫ですか?」と声をかけると、刑事が現れ、そのうずくまっていた人を逮捕した。

うずくまっていた人は逃走中の強盗殺人犯で、逮捕した刑事は法事に来れなかった和弘おじさんであった。

どうやら殺人犯は、主人公の叫び声で耳鳴りがしたため、動けなかったらしい。(END)

登場人物

梨竹史隆
逃走中の強盗殺人犯。
和弘おじさん (グラフィック有り)
仕事で法事に来ることができなかった、親戚のおじさん。
 

Last modified:2012.6.27.
42+αアキ