細田友晴・第5話

シナリオパターン

体育館の脇に今は使用禁止になったトイレがある。 あそこにただよってる霊気は、人間のものじゃないという細田。それが何の動物かの選択でシナリオが分岐。

  1. 狐→[男子生徒とポン吉]へ ※Sでの追加分岐→SFC版では[トイレのこっくりさん]へ
  2. 狸→[トイレのこっくりさん]へ
  3. 魚→[トイレと魚の霊]へ
  4. 虫→[トイレと虫]へ

どのシナリオでもある男子生徒と動物についての話になり、続きを聞きたくないとすると話が終わり、続きを聞きたいとするとその後が語られる。

男子生徒とポン吉 ※Sでの追加分岐

トイレにただよっている霊気を「1.狐」とすると、『おっと残念、実は狸だったんだよ』と狸のポン吉の話へ。

昔この学校には迷い込んできた狸がいて、世話を続ける男子生徒がいた。 その狸の名前は仮にポン吉としよう。 彼は狸を先生たちにみつからないよう体育館わきのトイレにかくまうことにしたが、 ある日、ポン吉が殺されているのを発見してしまう。実はとある男子生徒がポン吉を見つけ、いたぶり殺してしまったのだ。

そいつがポン吉になにをしたと思うか?

  1. 水責めの刑→[水責めにあうポン吉]へ
  2. 火あぶりの刑→[火あぶりにされるポン吉]へ
  3. 八つ裂きの刑→[八つ裂きにされるポン吉]へ
  4. 市中引き回しの上、張り付け獄門→[引きずられるポン吉]へ

水責めにあうポン吉

ポン吉は水責めの刑にあい、便器に頭をつっこまれた状態で亡くなった。 世話をした生徒はトイレの脇にお墓をつくって埋めてあげたが、ポン吉を殺した奴に墓を壊されてしまう。 二人は殴り合いをするが、世話をした生徒の方がやられてトイレに連れて行かれる。 しかしそこに狸の霊が現れ、ポン吉を殺した男子生徒はポン吉と同じ状態で殺されてしまう。

細田にこの話の続きを聞きたいかい、と聞かれ…

  1. それほどでもない→ここで話は終了する。(次の人の話へ)
  2. ぜひ聞きたい→ポン吉の世話をしてた男子生徒はポン吉が仇をとってくれたと思い、もう一度お墓をつくってあげた。 ある日彼が例のトイレに行くと、子狸に指を噛まれてしまう。その夜、彼の傷口はぱくぱく動いて鳴き声をあげていた… (次の人の話へ)

火あぶりにされるポン吉

ポン吉は火あぶりにあい、亡くなった。 世話をした生徒はトイレの脇にお墓をつくって埋めてあげたが、ポン吉を殺した奴に墓を壊されてしまう。 二人は殴り合いをするが、世話をした生徒の方がやられてしまい数日学校を休んでしまう。 彼が学校に登校すると、ポン吉を殺した男子生徒は例のトイレで焼身自殺したという。

細田にこの話の続きを聞きたいかい、と聞かれ…

  1. もういいです→ここで話は終了する。(次の人の話へ)
  2. ぜひ聞きたいです→細田の友達に津田君という人がいたのだが、彼は例のトイレに行ってから別人のようになってしまったという。 津田君の目の縁には黒い隈ができていた。津田君はトイレにでる狸にとりつかれてしまったのか。 (次の人の話へ)

八つ裂きにされるポン吉

ポン吉は股裂きをされ、毛をむしり取られ、最後に首をひねられ、亡くなった。 世話をした生徒はトイレの脇にお墓をつくって埋めてあげたが、ポン吉を殺した奴に墓を壊されてしまう。 二人は殴り合いをするが、世話をした生徒の方がやられてしまい数日学校を休んでしまう。 彼が学校に登校すると、ポン吉を殺した男子生徒は下校途中に駅のホームから転落して電車に引かれて死んでしまったという。

細田にこの話の続きを聞きたいかい、と聞かれ…

  1. もういいです→ここで話は終了する。(次の人の話へ)
  2. もっと話して欲しい→ポン吉の世話をしてた男子生徒が例のトイレに行くと、ポン吉の霊に襲われてしまった。 それから彼は弁当を持って旧校舎の裏山に通うようになった。子狸の死骸に弁当をやっていたらしい。 やがて彼は栄養失調で死んでしまう。 きっとポン吉は学校に餌を探しに来ていたんだ。それなのに彼に閉じ込められてしまい、ポン吉の子供は餌が食べられなくなって餓死したのだろう。 (次の人の話へ)

引きずられるポン吉

ポン吉首をロープでくくられ、自転車で引きずられて亡くなった。 世話をした生徒はトイレの脇にお墓をつくって埋めてあげたが、ポン吉を殺した奴に墓を壊されてしまう。 二人は殴り合いをするが、世話をした生徒の方がやられてしまい数日学校を休んでしまう。 彼が学校に登校すると、ポン吉を殺した男子生徒は下校途中ダンプカーに巻き込まれて数百メートルの間を引きずられ死んでしまったという。

細田にこの話の続きを聞きたいかい、と聞かれ…

  1. もうたくさん→ここで話は終了する。(次の人の話へ)
  2. もっと話してほしい→後日談へ。

実はあの狸は、世話をしていた生徒が好きだった吉田奈美子という生徒だった。彼に閉じ込められたせいで子狸に餌を運べなくなったという彼女。 『私は、あなたを憎んだと思う?』と聞かれ

  1. 憎んだ→彼に襲いかかる吉田。しかし肉体が維持できず腐ってしまう。(次の人の話へ)
  2. 憎んでいない→成仏できそうという吉田。しかし彼は僕と一緒にずっといようよ、と
    1. それはできない→裏切られた吉田。(次の人の話へ)
    2. わかった→低級霊に影響を受けてしまった吉田。狸の世話をしていたのは細田だった。(次の人の話へ)

トイレのこっくりさん

トイレにただよっている霊気を「2.狸」とすると、『残念狐でした』とこっくりさんの話へ。

昔この学校にはこっくりさんを得意としていた男子生徒がいたのだが、ある日おかしくなってしまい例のトイレで首を吊って死んでしまった。 彼はトイレの壁いっぱいにこっくりさんの文字盤を書いていた。 今でもどこからか10円玉が現れてその壁の文字盤の上をするすると動いている時があるという。

細田にこの話の続きに興味があるか、と聞かれ…

  1. 興味ある→後日談へ。
  2. なし→ここで話は終了する。(次の人の話へ)

細田の友達の津田君は、例のトイレに行ってから様子がおかしくなり、昼休みに山盛りの子ネズミを食べたりしていた。 ある日の放課後、彼が体育館の裏にいくのを目撃する。

彼の後についていってみる?

  1. ついてく→白い狐にとりつかれてた津田。
  2. ついていかない→首を吊る津田。(次の人の話へ)

「1.ついてく」を選ぶと、細田に、『そのトイレの文字盤を見てみたいなんて、いわないよね?』と言われる。

  1. 見てみたい→例のトイレに行く。
  2. 見たくない→次の人の話へ。(次の人の話へ)

「1.見てみたい」を選ぶと、細田と例のトイレに行く。しかし、こっくりさんが勝手におりてきてしまい…

  1. こっくりさんに帰ってもらう→ランダムでこっくりさんが動く。『かえらん』『だめだ』『かえらないぞ』が出ると選択肢がループする。『わかつた』が出ると逃げられる(次の人の話へ)
  2. 逃げる→ゲームオーバー

トイレと魚の霊

トイレにただよっている霊気を「3.魚」とすると、魚の霊の話へ。

昔、生き物が嫌いな男子生徒がいて、例のトイレで魚を残酷な方法で殺していた。 彼は池のぬしと呼ばれる錦鯉をつかまえ惨殺するも、自分が魚のようになった幻覚を見て首を吊って死んでしまった。

細田に、気持ち悪くなったかな、もう聞きたくない?と聞かれ…

  1. 聞きたくない→ここで話は終了する。(次の人の話へ)
  2. 先を聞く→そんなことがあってトイレは取り壊すことになったが、 工事に関わった人は、身体にうろこやえらや水かきが生えてしまう悪い夢にうなされ、工事は中止してしまった。 たまにあのトイレにはうろこがおちてるらしいが、触った皮膚がうろこのようにはれるらしいという。(次の人の話へ)

トイレと虫

トイレにただよっている霊気を「4.虫」とすると、虫の話へ。

昔、ものすごく虫が嫌いな男子生徒がいて、虫を殺すために休み時間のほとんどをあのトイレで過ごしたという。 そのうち残酷な方法で虫を殺せば集まってこなくなると考えた彼はそれを実行した。

最後の手段に出た彼はどうしたと思う?。(※どれを選んでも話は続く)

  1. 虫のボスを見つけようとした⇒大きな蛾を殺し鱗粉に襲われる。死んだ彼の口の中には何匹もの蛾が…
  2. トイレを燃やそうとした⇒ガソリンをぶちまける。彼はミイラみたいに干からび、口には死んだ虫がいっぱいつまっていた。
  3. 想像もつかない⇒蚊取り線香でいぶして殺そうとした。彼はミイラみたいに干からび、口には死んだ虫がいっぱいつまっていた。

細田に、もう話すのやめようか、それとも、もう少し聞く?と聞かれ…

  1. もうやめてほしい→ここで話は終了。細田の肩にはジョロウグモがついてた。(次の人の話へ)
  2. もう少し聞く→後日談へ。

そんなことがあってトイレは取り壊すことになったが、 工事に関わった人は、たくさんの虫に身体を食われる悪い夢にうなされ、工事は中止してしまった。

君だったら、今の話を信じるかい?と聞かれ

  1. 信じる
  2. 信じない(
  3. もしかしたら、あるかもしれない

細田の友達の津田君は、例のトイレに行ってから様子がおかしくなり、昼休みに山盛りのハエを食べたりしていた。

※SFC版の場合、前の選択肢によって津田君の食べているものが、蝶(1.信じる)、ハエ(2.信じない)、トンボ(3.もしかしたら〜)と変化する。

ある日、化学の授業中実験器具を津田君と取りに行くことになった細田だが…

  1. 一緒に行く→君っておいしそうじゃないか、という津田。今でも細田を狙ってるという。(次の人の話へ) ※Sでの追加分岐→SFC版では細田は倒れて病院へ。
  2. 先生に頼んで別の人にしてもらう→保健室へ逃げる細田。

保健室へ行った細田は津田に襲われかかるも、なんとか逃げ出す。気がつくと病院だったが、隣のベッドには津田が…

  1. 津田君と戦う→津田君の口からジョロウグモがわらわらと湧いて出た。
  2. じっとする→いつもの津田君だった。
  3. 看護婦さんに助けを求める→精神安定剤を注射される細田。

どれを選んでも津田君は元に戻る。津田君はジョロウグモに操られていたのだろう。ときどきハエを見るとうまそうに舌なめずりする後遺症があるけど、 かわりに津田君はなんでもおいしそうにばくばく食べるようになったし虫も怖くなくなったという。(次の人の話へ)

<※「2.信じない」を選んでいると、最後に選択肢が増える> SFC版の場合はどちらの場合でも次の選択肢が現れる

これで君は、あのトイレにまつわる話を信じてくれるかな?

  1. 信じる→津田君はあれ以来変なシミができて消えないという。(次の人の話へ)
  2. 信じない→じゃあ、あのトイレに一人で行ってみてくれないかな、と言われる。(次の人の話へ)
  3. 津田君に会えば信じるかもしれない→それじゃあ今度連れてくるよ。(次の人の話へ)(※隠しシナリオへ)

隠しシナリオへ

主人公の後輩田口真由美(男)

トイレと虫 ]の話で、細田の話を[2.信じない]とし、化学準備室には[2.先生に頼んで別の人にしてもらう]として、最後に[3.津田君に会えば信じるかもしれない]を選んで話を終わらせると、隠しシナリオ[主人公の後輩田口真由美(男)]へのフラグが立つ。

登場人物

津田圭一 (グラフィック有り)
細田の友達。例のトイレに行ってから様子がおかしくなる。
吉田奈美子 (グラフィック有り)
狸の世話をしていた男子生徒のクラスメイト。彼が想いを寄せていた。

Last modified:2012.9.11.
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