細田友晴・第7話


シナリオパターン

旧校舎の見回りをしていた黒木先生がやってきて、花子さんより恐ろしい話を知っていると言った。

《1》そこに行ってみないか?という誘いに乗ってみる?

  1. 先生の話を聞いてみる→《4》
  2. 怖そうだから遠慮する→頭を下げる主人公を残念そうに見る黒木。《2》

《2》せっかくの機会だから話を聞いてみようという細田。どうしよう?

  1. 聞きたくない→じゃあ一人で帰りなよ、という細田。《3》
  2. 聞いてもいい→《4》

《3》一人で帰っていいんだろうか?

  1. いいといわれたんだから帰る→胸騒ぎを感じ、翌朝学校に行くと、細田は欠席していた。細田のクラスメイトに黒木先生のことを聞くと、そんな先生はいないはずだと言われる。放課後、担任の先生の先生に話を聞くと、黒木先生はこの学校に棲みついている”モノ”だという。生徒や教師をどこへともなく連れ去ってしまう謎の存在なのだと。[BADEND]
  2. やっぱり話を聞く→《4》

《4》黒木先生は旧校舎のある壁の前に連れてきて、この壁の向こうにはあるものがあったのだと言った。

何があったと思う?

  1. 教室→旧校舎の教室にあった防空壕の話が語られる。(※1)[教室にあった防空壕]へ
  2. 階段→階段の下にあった防空壕の話が語られる。(※2)[階段下にあった防空壕]へ
  3. トイレ→トイレではなく階段だった。階段の下にあった防空壕の話が語られる。(※2)[階段下にあった防空壕]へ
  4. 死体置き場→死体置き場の話が語られる。(※3)[死体置き場の兄妹]へ
  5. 倉庫→食糧倉庫であった話が語られる。(※4)[食糧倉庫の兄妹]へ

教室にあった防空壕

黒木先生が、戦争中に教室の中にあった防空壕の中で起こった悲劇について語ってくれる。

話が終わると、この壁にまつわる話で、黒木先生が高校生の時に体験した話があるという。
聞きたいか?

  1. 聞きたい→黒木先生の高校時代の話を聞く。
  2. もう十分です→[電話のベルが鳴り]へ

黒木先生が防空壕の話を聞いたのは高校二年生の時だった。当時、ここにまつわる噂は、どんなものだったと思う?

  1. 壁の向こうから声が聞こえてくる→
  2. 兵隊の霊が現われる→おいおい、関係ない兵隊の幽霊が出るわけないだろう。
  3. 壁に、いくつもの人の顔が浮き出る→先生もこの壁一面にいろんな顔が浮かび上がっているのを見たことがあるんだ。[電話のベルが鳴り]へ

黒木先生は噂を聞いて仲のいい友達と肝試しに行き、壁に耳を当てると「どうして……どうして……」という声が聞こえた。たまらなくなって耳を離すと、壁から苦しげな顔が浮き出ててきて、その目が開いた。

以来先生はその壁を避けるようにしていたが、ある時どうしてもその前を通らなくてはいけなくなった。
どうしてだと思う?

  1. 先生に頼まれごとをされた→壁から顔が浮かび上がると炎が吐き出され、火だるまになった細田。[BADEND]
  2. 友達と賭をした→首のないセーラー服の女の子に肩をつかまれ亡霊に囲まれた黒木先生の話を聞く。[電話のベルが鳴り]へ
  3. 避難訓練だった→ガイコツ顔の兵隊に囲まれた黒木先生の話を聞く。[電話のベルが鳴り]へ

階段下にあった防空壕

黒木先生が、戦争中に階段の下にあった防空壕の中で起こった悲劇について語ってくれる。

話が終わると、この壁にまつわる話で、黒木先生が高校生の時に体験した話があるという。
聞きたいか?

  1. 聞きたい→黒木先生の高校時代の話を聞く。
  2. もう十分です→[電話のベルが鳴り]へ

黒木先生が防空壕の話を聞いたのは高校二年生の時だった。当時、ここにまつわる噂は、どんなものだったと思う?

  1. 壁の向こうから声が聞こえてくる→
  2. 兵隊の霊が現われる→■■
  3. 壁に、いくつもの人の顔が浮き出る→。先生もこの壁一面にいろんな顔が浮かび上がっているのを見たことがあるんだ。[電話のベルが鳴り]へ

黒木先生は噂を聞いて壁に耳を当てると「呪ってやる」「殺してやる」という声が聞こえた。次の日友達は学校に来なかった。前の晩遅くに彼の家でガス爆発が起き。彼は生き埋めになって助けられる直前に息を引き取ったらしい。[電話のベルが鳴り]へ

■■辺りに人影がないとき、この壁の前辺りにぼーっと軍服を着た男がただずんでいるというんだ。先生もそれを見てしまい。以来あそこを通ることはなくなった。だけど、ある日どうしてもあの壁の前を通らなければならなくなった。どうしてだと思う?

  1. 先生に頼まれごとをされた→気を失い、ズルズルに腐った死体が手をさしのべる夢を見る。[電話のベルが鳴り]へ
  2. 友達と賭をした→。実は避難訓練だったんだ。ガイコツ顔の兵隊に囲まれた黒木先生の話を聞く。[電話のベルが鳴り]へ
  3. 避難訓練だった→ガイコツ顔の兵隊に囲まれた黒木先生の話を聞く。[電話のベルが鳴り]へ

死体置き場の兄妹

黒木先生が、戦争中に学校にあった死体置き場で起こった兄妹の悲劇について語ってくれる。

話が終わると、この壁にまつわる話で、黒木先生が高校生の時に体験した話があるという。
聞きたいか?

  1. 聞きたい→黒木先生の高校時代の話を聞く。
  2. もう十分です→[電話のベルが鳴り]へ

黒木先生が死体置き場の話を聞いたのは高校二年生の時だった。当時、ここにまつわる噂は、どんなものだったと思う?

  1. 壁の向こうから声が聞こえてくる→
  2. 兵隊の霊が現われる→◆◆
  3. 壁に、いくつもの人の顔が浮き出る→。先生もこの壁一面にいろんな顔が浮かび上がっているのを見たことがあるんだ。[電話のベルが鳴り]へ

黒木先生は噂を聞いて壁に耳を当てると、誰かがうなっているような声が聞こえた。以来そこには近づかないようにしていたが、卒業してからしばらくして同窓会があった時、その壁にまつわる噂の続きを聞いた。時間によって声の大きさが変わり、朝は小さく、夜になると大きな声になっていくというのだ。今、ここに耳を当てたら、どんな声が聞こえるんだろうな。

おまえたちも、興味ないか?

  1. 少しはある→死体置き場で死んだ少女の霊が兄と巡り会うが、黒木先生は生気を抜かれ死んでしまう。[BADEND]
  2. 全然興味ない→先生は試してみるので、おまえたちはここで帰れ、という。[電話のベルが鳴り]へ

◆◆死んだのは少年のはずなのに、どうして兵隊の幽霊が出て来るんだろう。話がチグハグなので、黒木先生は噂の真偽を確かめるために、まず幽霊が出るかどうかを調べてみた。すると軍服姿の男が浮かび上がり、「我の姿を見たもの…殺す……」と言われてしまう。

その時、暗闇の中から死神が現われた。黒木先生は自分の命の代わりに主人公たちの魂を捧げようとしていたのだ。

男が細田に手を伸ばす。どうしよう?

  1. 様子を見る→死神に命を吸い取られる細田と主人公。[BADEND]
  2. カッターを拾う→黒木先生を殺してしまい、主人公は人殺しとなってしまう。[BADEND]

食糧倉庫の兄妹

黒木先生が、戦争中に学校にあった食糧倉庫で起こった兄妹の悲劇について語ってくれる。

話が終わると、この壁にまつわる話で、黒木先生が高校生の時に体験した話があるという。
聞きたいか?

  1. 聞きたい→黒木先生の高校時代の話を聞く。
  2. もう十分です→[電話のベルが鳴り]へ

黒木先生が食糧倉庫の少年の話を聞いたのは高校二年生の時だった。当時、ここにまつわる噂は、どんなものだったと思う?

  1. 壁の向こうから声が聞こえてくる→黒木先生は肝試しと称して声を聞きに来たが、何も聞こえなかった。[電話のベルが鳴り]へ
  2. 兵隊の霊が現われる→黒木先生は「壁が……壁が……」と繰り返す兵隊の霊を見た。[電話のベルが鳴り]へ
  3. 壁に、いくつもの人の顔が浮き出る→。先生もこの壁一面にいろんな顔が浮かび上がっているのを見たことがあるんだ。[電話のベルが鳴り]へ

電話のベルが鳴り

黒木先生の話が終わると、学校をあとにした。主人公が家に帰り今日の出来事を思い起こしていると、突然電話のベルが鳴った。

《A》どうする?電話に出るか?

  1. 電話に出る→細田だった。《B》
  2. 出ないで放っておく→受話器が外れており耳を当てると「七不思議をすべて知った者には、死を!」と呪い針を打ち込まれる。[BADEND]

《B》電話に出ると、細田に、これから壁の向こうを確かめに行こう、と誘われる。

どうしよう。なんて答えるか?

  1. 明日にしましょう→夜しかないんだよ!という細田。《C》
  2. 悪いけれど、僕は興味ありません→君ねえ、それでも新聞部員かい!?という細田。《C》
  3. わかりました。今から行きます→《D》

《C》……どうしよう。

  1. わかりました。今から行きます→《D》
  2. いい加減にして下さい。僕は眠いんです!→窓から侵入してきた細田に果物ナイフで首を刺される。[BADEND]
  3. 一人で行ってくださいといって電話を切る→翌日、細田が旧校舎で黒こげになって死んでいた。[BADEND]

《D》旧校舎へ行き壁の前まで行くと、細田はバッグから電動ノコギリを取り出した。

どうする?

  1. 止める→(※)黒木先生からどんな話を聞いていたかによって分岐。
  2. 黙って様子を見る→黒木が現われノコギリを取り上げると襲いかかってきた。逃げ出すとパトロール中の警察官に会い、黒木は電動ノコギリで自分の首を跳ねた。今日のことはいい記事になる。タイトルは「学校であった怖い話」これで決まりだ。[BADEND]

(※1:教室にあった防空壕の話を聞いている場合)→生気を抜かれる細田と主人公。[BADEND]

(※2:階段にあった防空壕の話を聞いている場合)→焼きとろける細田。主人公は黒木に電ノコで襲われる。[BADEND](※隠しシナリオへ)

(※3:死体置き場の兄妹の話を聞いている場合)→壁の穴から少女の霊が出てきて血を吸われる細田と主人公。[BADEND]

(※4:食糧倉庫の兄妹の話を聞いている場合)→細田に生きたまま食べられる主人公。[BADEND]

隠しシナリオへ

主人公の後輩田口真由美(男)

壁の向こうを[2.階段]にして黒木先生の話を聞き、細田に学校で呼び出されたとき、細田を[1.止める]とすると、隠しシナリオ[主人公の後輩田口真由美(男)]へのフラグが立つ。

登場人物

黒木先生 (グラフィック有り)
とても体格のいい先生。福沢7話目(男)でも登場。このシナリオでは新聞部の企画に好意的である。この学校の卒業生。
担任の先生 (グラフィック有り)
坂上(あるいは細田)のクラスの担任。この学校の卒業生。
黒木先生の友人(死神) (グラフィック有り)
地味なスーツ姿の男の人。メガネをかけている。

Last modified:2012.9.14.
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