岩下明美・第7話


シナリオパターン

六人目の話が終わると部室に差し入れを持った日野先輩がやってくる。

日野が持ってきたジュースは以下の通り。

  1. コーヒー
  2. オレンジ・ジュース
  3. トマト・ジュース
  4. ウーロン茶
  5. 最後の残り物

どのジュースを選ぶかによって、科学準備室に潜入するシナリオのエンディングが変化する。

日野は七話目として白髪鬼というあだ名の白井先生の話を語り出す。 化学準備室の中に、科学部や生物部の部員でも入ることの許されない倉庫があり、 白井先生はいつもそこに閉じこもって何か得体のしれない実験をしているという。

《1》お前その白井が倉庫でどんなことをしているか、興味あるだろ?

  1. 興味ある→そうだろ。《3》
  2. 興味ない→嘘をつくなよ。《2》へ ※Sでの追加分岐→SFC版では《3》

《2》本当は、白井のしていることに、興味があるんだろ?

  1. 実は、ある→そうだろ。《3》
  2. 本当に、ない→[惨殺される語り部]へ

《3》倉庫に忍び込んだ日野と岩山、中にはとても嫌な臭いが辺りに充満していたという。それはどんな臭いだったと思う?

  1. 卵の腐ったような臭い→[日野の姿をした何かに食われる主人公]へ ※Sでの追加分岐→SFC版では《4》
  2. きついホルマリンの臭い→倉庫の中で赤ん坊の泣くような声を聞く日野と岩山。《4》
  3. 死体を燃やしたような臭い→ホルマリンの臭いだった。倉庫の中で赤ん坊の泣くような声を聞く日野と岩山。《4》
  4. 息が詰まり、むせ返るような匂い→[襲いかかる日野先輩]へ ※Sでの追加分岐→SFC版では《4》

《4》倒れてしまった岩山に対して、日野はどうしたと思う?

  1. 岩山を放って、電源を探した→岩山にハンカチを渡す日野。《5》
  2. 岩山を担いで、部屋を出た→《7》

《5》日野の顔に得体の知れないものが

  1. 一目散に逃げた→《7》
  2. その物体を調べた→岩山はその物体に夢中になる。《6》

《6》それから俺はどうしたと思う?

  1. 岩山を置き去りにして逃げた→[薄桃色の透明な固まりと透ける岩山]へ
  2. 岩山を助けた→《7》

《7》今日がまた白井が休みの日なので、これからみんなで倉庫へ行こうと提案する日野。

  1. 行く→《10》へ 最初のジュースの選択肢でどれを選んでいたかによって終わり方が変わる。
  2. 行かない→おい、本気かよ。考え直せよ、な?《8》へ ※Sでの追加分岐→SFC版では眠くなり《10》

《8》科学準備室へ行こうぜ。

  1. 行く→《10》へ 最初のジュースの選択肢でどれを選んでいたかによって終わり方が変わる。
  2. 行かない→主人公以外の6人は日野について行った。《9》

《9》やっぱり、ついていった方がいいのかな?

  1. ついていく→《10》へ ※最初のジュースの選択肢でどれを選んでいたかによって終わり方が変わる。
  2. 絶対行かない→[白い顔の化け物に襲われる語り部]へ

《10》倉庫に着いて……

(PS版の場合)最初のジュースの選択肢でエンディングが変化する

  1. コーヒー→[顔を掻き続ける主人公]へ
  2. オレンジ・ジュース→[薄桃色の肉の塊になる主人公]へ
  3. トマト・ジュース→[薄桃色の肉の塊になった岩下の逆襲]へ
  4. ウーロン茶→[日野と小さなモンスター]へ
  5. 最後の残り物→[実験から逃れる主人公]へ

(SFC版の場合)日野先輩に電源を捜せと言われ……

  1. 電源を捜す
    最初のジュースの選択肢で最後の残り物を選んでいた場合→[実験から逃れる主人公]へ
    それ以外を選んでいた場合→[薄桃色の肉の塊になる主人公]へ
  2. ほかのことをする→[薄桃色の肉の塊になる主人公]へ

※2017.7.28 《7》から《10》までのSFC版フローチャートを修正しました。【情報提供:忍者フェネさん】

惨殺される語り部  ※Sでの追加分岐

床に倒れる主人公。気がつくとなにかがドアの隙間から出て行くのが見えた。部室には六人の惨殺死体が・・・。[GOODEND]

日野の姿をした何かに食われる主人公 ※Sでの追加分岐

倉庫に忍び込んだ日野と岩山は、悪臭のする何かに襲われたという。 主人公が、岩山はどうなったのかと聞くと、近づいてきた日野に、岩山も日野も俺が食ったと言われ、主人公も食われてしまう。[BADEND]

襲いかかる日野先輩  ※Sでの追加分岐

日野が襲ってきた。どうしよう?

  1. 逃げ出す→[実験体だった主人公]へ
  2. 反撃する→[日野を殺す主人公]へ

実験体だった主人公

逃げ出すも、日野に背中を刺される主人公。しかし、そこから流れてきたのは白く濁った液体だった。主人公は薄れゆく意識の中、実験半ばで死んでしまうことを先生に詫びた。[BADEND]

日野を殺す主人公

ナイフで襲ってくる日野に対し、椅子を振り上げて反撃する主人公。椅子は日野の頭に叩きつけられ、日野は死んでしまう。[BADEND]

薄桃色の透明な固まりと透ける岩山

倉庫の中で見つけた薄桃色の透明な固まりに顔を突っ込み不気味な笑みを浮かべる岩山。日野は岩山を置いて倉庫から逃げ出してしまう。 次の日から岩山は学校に来なくなるが、一週間後に元気に登校してくる。しかし、放課後岩山と話していた日野は、彼の顔が半分透けているのを見てしまい・・・

  1. 戦うしかない→[同化した日野と岩山 ]へ
  2. 逃げるしかない→[部室にやってくる岩山]へ

同化した日野と岩山

置き去りにされた岩山は白井先生に捕まり、身体をいじられたのだという。そして日野にも同じ目にあわせてやるという。 話を聞いていた主人公たちは日野が持ってきたジュースに入れられた薬のせいで、だんだん無気力状態になっていった。 日野は『俺達と同化するんだ、俺達の仲間になればそれぞれの優秀な才能を最大限に発揮することができる。 どんどん同化していけば、最終的には誰にも劣ることのない一つの生命体になれるんだ』という。それが白井先生の研究だったのだ。

日野に取り込まれそうになる主人公は、無気力のまま最期を迎えるのか!?

  1. 迎えよう→このままこの学校で凡人として過ごすなら、みんなと同化した方がいいのかもしれない、と最期を迎える主人公。[BADEND]
  2. 最後の抵抗をこころみよう→気がつくと主人公は同じ場所に立っていた。振り向くと白井先生が。先生曰く、取り込まれて、同化した者たちはみな姿を持たないが一番精神力が強い者だけが生前の姿を保つことができるというのだ。 これからどんどん同化して究極の生命体になってやると決心する主人公。[GOODEND]

部室にやってくる岩山

日野は逃げだし、以来岩山は行方不明だという。そんな話をしていると日野は、岩山が俺を探しにきた、と言い、部室の電気を消すように頼むのだが・・・

  1. 電気を消す→真っ暗の中、なにかの足音が近づき語り部たちのまわりをひたひたと歩き回った。やがて短い叫び声が聞こえ、電気をつけると日野先輩が消えていた。[GOODEND]
  2. 電気は消さない→溶けかかった顔と身体を持った岩山がやってきて、日野はとりこまれてしまう。[BADEND]

白い顔の化け物に襲われる語り部  ※Sでの追加分岐

一人取り残された主人公は、思い直して日野達を追いかけ科学準備室へ向かうが、その途中で何物かに襲われる日野を目撃してしまう。 主人公は家に帰り、化け物が学校から離れられない事を期待し、震え続けた。[BADEND]

顔を掻き続ける主人公  ※Sでの追加分岐

日野の誘いにのると、科学準備室へ向かうことになる。最初のジュースの選択肢で「1.コーヒー」を選んでいると、このエンドへ。

倉庫に入った主人公は倒れてしまい、気がつくと手足を手術台のようなものに括りつけられていた。 主人公達が飲んだジュースには白井先生が発見した新種の細菌がいくつか組み合わさって入っており、それには皮膚を活性化させる特殊な効果があるのだという。 しかし白井の実験は失敗に終わり、主人公は死ぬまで顔を掻き続けることとなった。[BADEND]

薄桃色の肉の塊になる主人公

日野の誘いにのると、科学準備室へ向かうことになる。最初のジュースの選択肢で「2.オレンジ・ジュース」を選んでいると、このエンドへ。

倉庫に入った主人公は白い顔に見つめられ、気がつくと生暖かい水の中にいた。 その水は、白井先生が生み出した細菌を入れた培養液であった。うまく融合することができれば、 新しい生命体として生まれ変われるが、融合できなければ肉の塊となってしまうのだという。 融合に成功した日野は肉の塊となる主人公を笑うが、主人公は何も心配しなくていい存在に生まれ変わり、この究極の快感を味わうことのできない日野を哀れむ。[GOODEND] (※隠しシナリオへ)

薄桃色の肉の塊になった岩下の逆襲  ※Sでの追加分岐

日野の誘いにのると、科学準備室へ向かうことになる。最初のジュースの選択肢で「3.トマト・ジュース」を選んでいると、このエンドへ。

途中の展開までは上記の【薄桃色の肉の塊になる主人公】と同じ。日野が岩下に、お前はうまく融合できなかったようだな、と言った後、岩下だった肉塊が日野に絡みつき、 はずみでアルコールランプが倒れ倉庫の中は火の海になる。岩下が最期の執念で日野を道づれにしようとしたのだ。[BADEND]

日野と小さなモンスター  ※Sでの追加分岐

日野の誘いにのると、科学準備室へ向かうことになる。最初のジュースの選択肢で「4.ウーロン茶」を選んでいると、このエンドへ。

主人公が目を覚ますと、赤ん坊ほどのおおきさの顔に見つめられていた。白井先生の実験の話は日野のついた嘘だった。日野はここでこの小さな生き物を育てているのだという。 この生き物を育てるには定期的に大量の肉が必要なんだ、と食われてしまう主人公。[BADEND]

実験から逃れる主人公

日野の誘いにのると、科学準備室へ向かうことになる。最初のジュースの選択肢で「5.最後の残り物」を選んでいると、このエンドへ。

(PS版の場合)倉庫に入った主人公は白井先生と日野に捕らえられるが、おしるこドリンクの成分が中和剤となったのか、 ジュースに入っていたはずの身体をマヒさせる薬が効かず、白井の実験体になることから逃れられる。 白井は培養液の中に誤って落ちてしまい、日野は実験体にされ変わり果てた姿になった岩山に殺される。[GOODEND]

(SFC版の場合)倉庫に入った主人公は白井先生と日野に捕らえられるが、 身体をマヒさせる薬を入れていたジュースのうち、おしるこドリンクだけ、はずれだったため、白井の実験体になることから逃れられる。白井と日野は水槽からあふれ出てきた肉の塊にのまれて一つの塊となり、排水溝へ流れていった。[BADEND]

隠しシナリオへ

主人公の後輩田口真由美(男)

ジュースの選択肢で[2.オレンジ・ジュース]を選び、日野とともに科学準備室に行くと、隠しシナリオ[主人公の後輩田口真由美(男)]へのフラグが立つ。

※SFC版では最初に[5.最後の残り物]以外を選択すればよい。

登場人物

白井先生(グラフィック有り)
痩せぎすで骨のような顔に鋭い切れ長のつり上がった目をした中年の理科の先生。髪が真っ白で、白髪鬼のあだ名がある。
岩山康夫(グラフィック有り)
日野の同級生で、手先が器用。

Last modified:2017.7.28.
42+αアキ