隠しシナリオ・真田泰明


シナリオ出現条件

藤村正美・第1話を[肉食の蝶]の話で終わらせ、2話目に真田泰明を選択すると出現する。

選択例:「1.ある」→「2.本当に正美を気に入っていた」→「2.しない」→「2.そんなことはない」

シナリオパターン

泰明、哲夫、正美が子供時代に中山さんに会っていた話が語られる。

  1. (いったい、三人が子供のときに、何があったのかしら)
  2. (嫌な予感がするわ、話を聞かない方がいいんじゃあ)(

二十年前の夏、泰明が十三歳、哲夫が八歳、正美が六歳の時、三人はここに遊びに来ていたという。家を出て山のふもとに着くと、正美がお城を見つけたため、三人はそこへ行くことにした。当時の哲夫はガリ勉でモヤシみたいな奴で、正美はかなりお転婆だったらしい。

  1. (哲夫おじさんがガリ勉だなんて、意外だわ、ふふっ)→[物置の中の死体]へ
  2. (あの正美おばさんが、お転婆なんて、ふふっ)→[近づいてくる婦人]へ

物置の中の死体

三人が屋敷の中に忍び込み、正面玄関の方へ向かうと、そこには物置のような小屋があった。突然後ろから声をかけられ振り向くと、そこには初老の品の良さそうな婦人が立っており、泰明達を物置の中へ案内してくれた。しかし物置の中にあったのは、腐乱死体に取り付く、無数の蝶の幼虫であったのだ。(次の人の話へ)

近づいてくる婦人

三人が屋敷の中に忍び込むと、裏庭の花壇に無数の蝶が舞っていた。泰明達が見とれていると、初老の品の良さそうな婦人がやってきて……

(★を通っていない場合)婦人は泰明達にケーキをごちそうしてくれた。しかしケーキを食べた泰明は眠くなり、目を覚ますと、薄暗い部屋の中で後ろ手に縛られ捕らえられていた。哲夫も泰明と同様に捕らえられていたが、正美の姿はない。哲夫を起こすと正美の悲鳴が聞こえたため、泰明達はなんとか縄をほどいて悲鳴がした場所へと走る。正美が捕らえられている部屋へ入ると、そこは死体とそれに群がる蝶の幼虫がうごめいていた。正美を助け出した泰明達は逃げようとしたが、婦人に見つかってしまい、鉈のようなもので襲われる。追い詰められた泰明達だったが、哲夫が縄を切るときに使ったナイフで婦人を刺すと、三人は屋敷を後にした。(次の人の話へ)

(★を通っていた場合)婦人が迫ってきたため、泰明達は物置のドアに寄りかかるように張り付いた。やがて婦人が近づくにつれ、ドアを押す力が増し、ついにドアが外れると、中から勢いよく蝶が飛び出した。物置の中の蝶は総て飛び出し、中には一匹も残っていなかったが、地面には腐乱死体と、それに取り付く幼虫がいた。それを見た三人は走って逃げ出したという。(次の人の話へ)

登場人物

初老の品の良さそうな婦人
泰明達が忍び込んだ屋敷にいた婦人。おそらく正美1話目に出てきた中山さんであると思われる。

Last modified:2012.7.17.
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