風間望の四話目で、風間が霊媒師だというシナリオにし、ドライアイスやテープレコーダーで霊現象を起こしていた終わり方にすると (風間望・第4話を参照)、五話目に荒井を選んだとき発生する。
風間の、霊を馬鹿にしたような態度に怒る荒井。二人の険悪なムードに対して……
《1》どうしよう。とめたほうがいいのだろうか?
《2》もう少し様子を見ることにした主人公だが、二人はますます険悪なムードになっていく。
「いくら紳士的な僕でもいい加減にしないと暴力に訴えてしまうよ」という風間。このままでは、本当に風間は暴力を振るうかもしれない。
どうする?そろそろ、とめるべきだろうか。
《3》間に割って入った主人公だが、荒井の挑発に風間の怒りが再燃する。
殴り合いになる前に止めた方がいいんだろうか?
《4》荒井がこんなにも怒っているのは、風間のせいで霊が怒ってしまい、このままだと自分だけでなく他のみんなにも迷惑をかけることになるからだという。
しかし、風間は完全に馬鹿にしている。
風間が霊を馬鹿にする発言をするたびに部屋の空気があれていくようだ。
どうする?
《5》喧嘩を止めようとする主人公だが、荒井の言い分も風間の言い分も、どちらも一理ある。
どうすればいいんだ。
《6》話をするのは順番的にいって荒井なので、いいたいことがあるなら荒井さんの話をきいてからにしないかと、とりなす主人公。
荒井は、あらぶる霊を鎮めるために電気を消して、自分の言うとおりにするようにいうが……
「いいですね?」
このままでは喧嘩になりかねないと判断した主人公は「ちょっともうやめましょう」と二人を諫める。
しかし風間は「やめてほしいならこいつに謝らせてくれよ」とのこと。みんなは荒井を見た。
荒井さんは……
荒井は風間に謝罪し、話の続きを始めた。
今ここにはなにか危険なものがいて、それが怒っているのだという。怒りを静めるために電気を消して、自分の言うとおりにしろという荒井。なにがあっても絶対に後ろを振り返らないように忠告するが、主人公は振り向いてしまい、得体の知れないものに取りつかれてしまう。
しかし、これは主人公のせいで風間に謝罪することになり、プライドを傷つけられた荒井の罠だった。
これを五話目にしてもらいますよ、という荒井。(次の人の話へ)
口論になる荒井と風間。そのうちに荒井は風間につかみかかった。性格的にも体格的にも荒井が風間に勝てるわけないと思った主人公だが、風間の様子がおかしい。荒井が顔を上げると、その目は鈍い金色に光っており、半開きの口からはとがった牙がのぞいていた。そして荒井は風間の腹にかみついた。
「こんなことしたくないのに。僕の中の悪霊を挑発したりするから」
荒井は背中を向けて走り出し、その行方は二度としれなかった。 ゲームオーバー
なんとか喧嘩になるのを制したが、あきれた風間は帰ろうとする。しかしドアノブに手をかけると黒い影が伝ってきた。荒井の話によると、荒井が部室に張った結界を霊が風間を媒体として破ろうとしているのだという。外の霊は強いようだが、正気をなくした風間はドアの外へ出た。
しばらくして風間の悲鳴が轟いたため、廊下に出ると風間が倒れていた。風間は生きていたが、なぜか穏やかな性格に変貌しており、背後から遅れてきたという荒井がやってきた。どうやらさっきまでの荒井は別人らしい。
わからないことだらけで、もう七不思議はたくさんだ、と思う主人公。 ゲームオーバー
※このシナリオになると、全てゲームオーバーとなってしまうので注意。
殴り合いになった二人だが、風間に殴られた荒井は棚に頭をぶつけ死んでしまった。
しかし、風間は正当防衛を主張し、喧嘩をとめなかったまわりにも責任があると言い出した。
そして荒井を焼却炉まで持って行くことになったのだが……
主人公はどうしようか?
荒井からゼイゼイいう音が聞こえる。荒井は死んでなかったのか?
荒井を焼却炉に放り込んだが、中から荒井が飛び出し風間をひきずりこんだ。
どうしよう?
主人公がためらっていると、語り部の女の子が二人をとりなしてくれた。
その後荒井が、霊が実際にいることをお見せしましょう、と霊を視覚化させ、みんなに霊を見せた。
しかし、窓からさらに大きな霊が襲ってこようとしたため、もう終わりかもしれないと感じ始めた時、突然風間が言葉を発した。
「一般人が関わってはいけない世界なんだ。君たちは深入りしすぎた。穏便にこの企画をつぶそうとおもってたのに」
風間は窓の方に行き、荒井とは明らかにレベルの違う力を見せつけて霊を退散させた。
風間は主人公の方へむきなおると「君たち、この企画はここで中止するんだね」と言って部屋をでていった。 ゲームオーバー
主人公が自分の味方をすると信じていた荒井は激しい怒りに耐え震えた。
「君も結局は弱者を省みない人間だったんだ」
いつの間にか荒井の手にはカッターナイフが握られていた。
「僕はうらぎられた。謝れと言うなら謝ってやろうじゃないか」
荒井の手首から真っ赤な血が吹き出した。
「これが僕の謝りかたです」
出血がひどいので、このまま七不思議の会をお開きにしようと主人公は考えたが、荒井は続行するように言った。
血のにおいの立ちこめる部屋で主人公達は最後の話を聞くことにした。(次の人の話へ)
荒井はこれから何かの気配を感じ取ってもらいたいので、絶対に後ろを振り向かないように、と言った。
しかし風間は後ろを振り向いてしまい、得体の知れないものにとりつかれてしまう。
荒井に「今、あなたははっきりとみましたよね?」と言われた主人公は……
なんだか怪しいものを感じた主人公は「嫌ですよ」と断るが、荒井は「ダメです。いうとおりにしてください」と言う。
どうする?
[得体の知れないものに取りつかれる風間]の話で最後に[1.見た]と答えると、隠しシナリオ[主人公の後輩田口真由美(男)]へのフラグが立つ。