福沢玲子・第5話


シナリオパターン

《1》福沢に泳ぎは得意かと聞かれ

  1. 泳げる→そうよね。《3》
  2. 泳げない→ふーん、泳げないんだ。《3》
  3. 犬かきなら得意→《2》へ ※Sでの追加分岐→SFC版では《3》

《2》今度コーチしてもらおう。いいでしょ?

  1. 喜んで→この学校じゃ犬かきはタブーなんだよ。[犬かきの呪い]へ
  2. ちょっと考えさせてほしい→《3》

《3》昔、水泳部に瀬戸祐子という女生徒がいたが、泳いでいるときに心臓マヒで死んでしまい、それから変な事が起きるようになったという。

ねえねえ、どんな変なことが起きたと思う?

  1. 誰もいないプールで、誰かが泳いでいる音がする→[林さんの生霊]へ
  2. 誰もいない部室が、水でびしょびしょになっている→[開かずのロッカー]へ
  3. 泳いでいるとき、足をつる人が多くなった→[死のコース]へ ※Sでの追加分岐→SFC版では[開かずのロッカー]へ

犬かきの呪い ※Sでの追加分岐

夏休みに瀬戸がプールで男子部をなじったとき、校内に野良犬がはいりこんできた。男子部員は瀬戸をからかうつもりでプールの入口から野良犬を入れるが、瀬戸はその野良犬に襲われて死んでしまう。

ある日女子生徒が犬かきをすると、足首にイヌの歯形がついていた。瀬戸の呪いなのだろうか…。(次の人の話へ)

林さんの生霊

瀬戸が亡くなってから、誰もいないプールで誰かが泳いでいる音がするようになった。そういう時、プールの中から手だけがでているのだという。しかし、手をさしのべると、その手は水の中に引っ込んでしまうらしい。いろんな人が手をつかもうとしたが、うまくいかない。彼女はだれか特定の人に助けられたいのだろうか?

夜に部員が集まって手をさしのべてみたが、誰も助けられない。その時、水泳部のホープの林が叫び声をあげた。

プールの水から手をだしていたのは瀬戸ではなく、林の生霊であった。林の生霊は自分より泳ぎが上手な人をおぼれさせようとしていたのだろうか?

林は校内で次々に記録をうちたてて卒業した。他にも記録を出せそうな人はいたが、みないざというときなにかに足をひっぱられ、うまく泳げなかったという。

夜のプールに揺らめいていた林さんの姿は、いったい何だったんだと思う?

  1. 林さんが水に映っただけ→女の子って怖いのよ。女子だけの部活なんて特にいろんなことがあるんだから。(次の人の話へ)
  2. 林さんの生霊に違いない→でもそうじゃなかったら、林さんはちょっとかわいそうかも。(次の人の話へ)

開かずのロッカー

誰もいない部室が、水で濡れるようになったため、瀬戸の霊が出るという噂になった。

瀬戸のロッカーは使用禁止になり、今ではロッカーを開いただけで不幸になる、といわれるようになってしまった。

でもさ、そのロッカーって、ちょっと興味あるよね?ない?

  1. 興味ある
  2. 別に興味ない

どちらを選んでも、ロッカーを見に行こうと誘われる。

ね、これから一緒に確かめに行こっ!

  1. 確かめに行く→水泳部部室へ
  2. そんなの嫌だ→ほら、行こ行こっ!! ※Sでの追加分岐→SFC版では結局水泳部部室へ行く
    1. わかりました行きましょう→水泳部部室へ
    2. 絶対に嫌です→つまんないの。話すのやーめた。(次の人の話へ)

水泳部の部室に着くとロッカーを開けていくことになる。ロッカーに何が入っているかはランダム。

瀬戸のロッカーを開けると、瀬戸が出現する。<

福沢はロッカーの扉を閉めるが、もう一度開けてみようと言い出す。

  1. もう開けない→こんな集まり、早く終わらしてしまおう。そして、今見たもののことは忘れるんだ。(次の人の話へ)
  2. もう一度開けてみる→二人がかりで扉を開けるが、内側にいる何かがロッカーを閉めてしまった。(次の人の話へ)

4話目で新堂が消えている場合>

ロッカーを開け瀬戸が現れると、福沢はロッカーに引きずり込まれてしまう。

主人公は福沢を助けようと手を伸ばすが、ロッカーは閉まってしまった。

どうする?開けるか?それとも……。

  1. 開ける→ロッカーから福沢の悲鳴が聞こえ、骨が砕けるような、鈍くてこもった音が聞こえてきた。
  2. 福沢さんの名を呼ぶ→ロッカーから福沢の悲鳴が聞こえ、骨が砕けるような、鈍くてこもった音が聞こえてきた。
  3. そのままにしておく→福沢は消え、主人公は首をドアに挟まれ、瀬戸の呪いにあう。ゲームオーバー

……どうする?中を開けてみるか?僕に中を確かめる勇気はあるか?

  1. 開けてみる→ロッカーの中は空っぽで、鉄の臭いがした。
  2. 開けない→ロッカーからは、生臭い匂いがただよっていた。

後ろから肩をたたかれ、振り返ると、そこに、最後の一人がいた。

「とうとう、僕たち二人だけになってしまったね」

どうする?このまま続けてもいいのだろうか?それとも、まだ僕の命があるうちにやめるべきなんだろうか。

  1. 続ける→新聞部に戻ろうとする主人公を引きとめ、旧校舎へ行こうと提案される。……どうする?
    1. 旧校舎に行く→旧校舎へ。(次の人の話へ)(※隠しシナリオへ)
    2. 新聞部に戻る→結局旧校舎へ行くことになる。(次の人の話へ) (※隠しシナリオへ)
  2. やめる→ 「逃げられないんだよ」と言われ、旧校舎へ行く。(次の人の話へ)(※隠しシナリオへ)

死のコース ※Sでの追加分岐

瀬戸が亡くなってから、泳いでいるとき足をつる人が多くなった。しかも、それは必ず瀬戸が泳いでいた4コースを泳いでいる人だった。

ある日、瀬戸が亡くなってから水泳部のホープになった、林という生徒が4コースを泳いでいた。林は一人で黙々と泳いでいたが、そのうちに妙な事に気がついた。

それは……?

  1. 足を引っ張られる→[なにかが足をさわる]へ
  2. 誰かの視線を感じる→[巨大な目玉]へ
  3. 誰かが後をついてくる→[瀬戸に追いかけられて]へ

なにかが足をさわる

林はたびたび何かが足を触るので、立ち止まり辺りを見回してみたが何も見当たらなかった。

再び泳ぎだした林だが、ものすごい力で何かに足首をつかまれた。

彼女の足首をつかんでいたもの、それは……?

  1. 瀬戸さんの手だった→林は骨折し、泳げないまま卒業した。心のどこかで瀬戸を憎んでいた林の罪悪感が、瀬戸の姿をして現れたのかも。(次の人の話へ)
  2. 何もなかった→林は水泳部を退部し、その後水死体で発見された。ドロドロした人の欲望が4コースにひそんでいるんだよ。(次の人の話へ)

巨大な目玉

林が視線を感じて真上を見上げると、巨大な目玉が一つ、じっと林を見下ろしていた。

しかし、その後林はスランプを脱出して記録を更新していった。プレッシャーとよばれるものが、あの4コースについてしまっていたのかも。(次の人の話へ)

瀬戸に追いかけられて

誰かが後をついてくる。どうしよう!?

  1. 隣のコースに逃げる→追いかけてきたのは瀬戸であり、その後ろにも女の子の列があった。あのまま泳いでいれば、林もあの列に入っていたのかも。(次の人の話へ)
  2. ピッチを上げて引き離す→林は壁にぶつかり腕の骨にひびが入ってしまった。林はおびえ、水泳部をやめた。(次の人の話へ)

隠しシナリオへ

仮面をつけた制服の少女(男)

男主人公で、1話目で岩下、2話目で風間、3話目で荒井、4話目で新堂を消した状態で開かずのロッカーのシナリオに進み、福沢がロッカーに引き込まれた後、[1.開ける]か[2.福沢さんの名を呼ぶ]を選ぶと、最後に旧校舎へ行くことになり隠しシナリオへのフラグがたつ。6話目の細田で特定の終わり方をすると、7話目に隠しシナリオ[仮面をつけた制服の少女]が出現する。

主人公の後輩田口真由美(男)

男主人公で上記と同じ終わり方をすると、隠しシナリオ[主人公の後輩田口真由美(男)]へのフラグが立つ。

登場人物

瀬戸裕子 (グラフィック有り)
福沢の7つ上の姉が水泳部に所属していた頃の部長。
林さん (グラフィック有り)
水泳部のホープ。瀬戸の次に泳ぎが上手だった。

Last modified:2012.9.15.
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