隠しシナリオ:仮面をつけた制服の少女(男)
シナリオ出現条件
男主人公でのみ出現。
以下の通りの順番と終わり方で6人の話を聞くと、七話目で出現する。
- 岩下明美・第1話(男):カッターを持った岩下に襲われ、それでも話を続けるとする。
- 風間望・第2話:怖い話を次々に聞き出し、風間が消えても話を続ける。
- 荒井昭二・第3話:相沢と飛び下りの人体実験の話を聞き、最後に屋上へ行って荒井が消えた後、話を続けるとする。
- 新堂誠・第4話:ボクシング部の地獄の合宿の話で最後に[3.みんなに話した]を選び、卒業アルバムを見て新堂を消し、話を続ける。
- 福沢玲子・第5話:開かずのロッカーでロッカーを開け福沢を消した後、[1.開ける]か[2.福沢さんの名を呼ぶ]を選ぶ。
- 細田友晴・第6話:話が終わった後三階の女子トイレに行き、天井にたたきつけられた細田を助けようとする。
※各シナリオの終わり方の詳細は、それぞれのページを参照してください。
シナリオパターン
仮面の少女はじっと見ている。「これから、私の質問に答えてよ」
なんて答えようか。
- はい→「嘘をついてもわかるの。だから、正直に答えてね」 《1》へ。
- いいえ→主人公は天井にたたきつけられ、そのまま飲み込まれていった。【地獄への案内人】へ。[BADEND]
《1》あなたは、昔この旧校舎がまだ使われていたころ、補習を受けた生徒たちが、先生に見捨てられた話をしってるわね?
- はい→★《2》へ
- いいえ→《11》へ
《2》その生徒たちは、この三階にある女子トイレで行方不明になってしまった。それも知ってるわね?
- はい→《3》へ
- いいえ→《11》へ
《3》あなた、その話を誰に聞いたの?
- 新堂誠→《11》へ
- 荒井昭二→《11》へ
- 風間望→《11》へ
- 岩下明美→《11》へ
- 細田友晴→★《4》へ
- 福沢玲子→《11》へ
《4》……細田友晴。今、いなくなってしまった人ね。あなた、細田友晴と友達になる約束をした?
- 約束をした→★《7》へ
- 約束はしなかった→《8》へ
《5》まだ自分の気持ちがはっきりしないのに、どうして友達になるって約束したの?
- 何となく→《6》へ
- 友達とはそういうものだから→《6》へ
- 断るとかわいそうだったから→《6》へ
- その場をごまかすため→《6》へ
- 友達になれば、気が合うかもしれないから→《6》へ
《6》気が合わなかったら、どうするの?
- 友達をやめる→《8》へ
- 別に変わりなくつき合う→《8》へ
- 自然と遠ざかる→《8》へ
《7》あなた、細田友晴のことを好きだったの?
- 好きだった→《8》へ
- 嫌いだった→《8》へ
- まだ何ともいえなかった→《5》へ
《8》あなたは、さっき自分の家族と細田のどちらを助けるかという問いに対し、細田を助けると答えたわよね?
- はい→★《9》へ
- いいえ→《11》へ
《9》あなたは、見ず知らずの細田と親愛なる家族とどっちが大事なの?
- 細田友晴→《11》へ
- 家族→《10》へ
- どちらも大事→《11》へ
《10》家族のほうが大事なのに、どうして細田を助けるといったの?
- その場の成り行きで→《11》へ
- あの時は、細田を助けたかった→《11》へ
- 嘘をついた→《11》へ
《11》あなたは、今殺されると思っている?
- 思っている→《12》へ
- それは思っていない→《12》へ
- 殺されそうだが、死にたくない→《12》へ
《12》あなたは、同じクラスの子を本当にいじめてないの?
- いじめていない→★《13》へ
- いじめた→《13》へ
- いじめたつもりはないけれど、後で考えると……→《13》へ
《13》そのいじめられっ子の名前はなんていったの?
- 内山浩之→《14》へ
- 内山浩一→《14》へ
- 内山浩太→★《14》へ
- 内山浩二→《14》へ
- 内山浩介→《14》へ
- 忘れてしまった→《14》へ
《14》岩下といじめられっ子の関係は?
- 赤の他人→《16》へ
- 幼なじみ→《16》へ
- 姉弟→★《15》へ
- いとこ→《16》へ
- 忘れてしまった→《16》へ
《15》あなたは、岩下明美をかわいそうだと思う?
- かわいそうだ→《16》へ
- ひどい女だ→《16》へ
- 恐ろしい女だ→《16》へ
- 彼女の気持ちもわかる→《16》へ
- 頭が変だ→《16》へ
《16》あなたは、風間望が好き?
- 好き→《17》へ
- 嫌い→《17》へ
- 嫌いではないけれど苦手なタイプ→《17》へ
- ああいう人はいたほうがおもしろい→《17》へ
《17》風間が話した沢見つかさの秘密は?
- 口から煙が出てくる→《18》へ
- 人を殺したことがある→《18》へ
- 進学塾に通っている→★《18》へ
- 狐に取りつかれている→《18》へ
- 超能力を持っている→《18》へ
- 実は宇宙人だ→《18》へ
《18》風間が学校の食堂の話をしたとき、何がまずいといっていたの?
- カレーライス→《19》へ
- トンカツ定食→《19》へ
- 日替り定食→《19》へ
- たぬきうどん→《19》へ
- 正確には名前をいっていない→★《19》へ
- 忘れてしまった→《19》へ
《19》あなたは、荒井昭二がどんな人だと思う?
- 陰気→《20》へ
- 個性的→《20》へ
- 人と付き合うのがヘタ→《20》へ
- 嫌な奴→《20》へ
《20》荒井の話で、最初に屋上から突き落とされたのはだれ?
- 桑畑真一→《21》へ
- 桑山敏一→《21》へ
- 畠山洋規→《21》へ
- 桑山真一→《21》へ
- 桑畑達也→★《21》へ
- 畠山敏一→《21》へ
- 忘れてしまった→《21》へ
《21》あなたは、荒井が屋上から飛び下りて、死んだと思う?
- 死んだと思う→《22》へ
- 死ななかったと思う→《23》へ
《22》あなたは、人が死んだと思っているのに、どうしてこの話を続ける気になったの?
- おもしろそうだったから→《23》へ
- なぜか最期まで見届けたい気分だったから→《23》へ
- ただなんとなく→《23》へ
《23》あなたは、新堂誠が怖い?
- 怖い→《24》へ
- 別に怖くない→《24》へ
- よくわからない→《24》へ
《24》新堂誠が話してくれたのは、何のクラブの話?
- 水泳部→《25》へ
- 弓道部→《25》へ
- ボクシング部→★《25》へ
- フェンシング部→《25》へ
- 相撲部→《25》へ
《25》あなたは、新堂が何者だったと思う?
- 新堂誠は新堂誠→《27》へ
- 新堂誠の名を騙った幽霊→《26》へ
- 得体の知れない存在→《27》へ
《26》そう思うのなら、誰の幽霊なの?
- 赤坂陽介→《27》へ
- 畑中亨→《27》へ
- 升島悟→《27》へ
- 皆川忠義→《27》へ
- 川上義雄→《27》へ
- 誰かはわからない→《27》へ
《27》福沢玲子をかわいいと思う?
- かわいいと思う→《28》へ
- かわいくないと思う→《28》へ
- 好みは人それぞれだから→《28》へ
《28》福沢玲子は、どうしていなくなったと思う?
- でしゃばりだったから→《29》へ
- 好奇心が強かったから→《29》へ
- うるさい女だったから→《29》へ
- 呪われていたから→《29》へ
- たまたま彼女だった→《29》へ
《29》あなたは、六人ともいなくなると思って、それでも話を進めたの?
- そうかもしれない→《30》へ
- そんなことはない→《30》へ
- もう、自分がわからない→《30》へ
《30》こうして六人がいなくなって、あなたは満足?
- 満足している→《31》へ
- 怖くてたまらない→《31》へ
- やめればよかった→《31》へ
《31》あなたは、花子さんを見てみたかった?
- 見てみたかった→《32》へ
- 見たくなかった→《32》へ
《32》あなたは、私を花子さんだと思う?
- 思う→《33》へ
- 思わない→《33》へ
- わからない→《33》へ
《33》そこまで質問すると、彼女は深く息を吸い込み、今にも仮面を外すようなしぐさをした。「ねえ、私の顔を見てみたい?」
さあ、答えてあげよう。仮面の奥で微笑む君のために。
- 見たい→見たい。《34》へ
- 見たくない→見たくない。《34》へ
- 仮面の女の意思の赴くままに→君が見せたいんだったら、僕は別に見てもかまわないよ。《34》へ
《34》補習を受けていた生徒たち。先生に見捨てられてしまったわ。……ねえ、その生徒たちが、全部で何人いたか知っている?
- 五人→彼女はいきおいよく仮面をはいだ。そこには僕の顔があった。
【仮面をはめられて】[BADEND]
- 六人→★僕は、六人と答えた。<※>
- 七人→あなたは、人の話をきちんと聞いているの?うそつき……【地獄への案内人】へ。[BADEND]
- 忘れてしまった→はて、さっきは何人ていっていたかな……。<※>
仮面の少女は、補習を受けていた生徒たちが先生に忘れられてしまった話の真相を語った。
<※これまでいくつ★を通ってきたかで分岐>
- 0個:【仮面をつけた子たちに取り囲まれ】
- 1〜2個:【朝日の中で微笑む少女】
- 3〜4個:【何もない空間が広がっていた】 ※Sでの追加分岐
- 5〜6個:【仮面の少女は救われたか?】 ※Sでの追加分岐
- 7〜8個:【青い蝶が舞う】
- 9個:【少女の素顔と語り部たち】 ※Sでの追加分岐
- 10〜11個:【美しい顔が溶けて…】
- 12個:【暗黒の小宇宙】
(※SFC版の場合)
- 0個:【仮面をつけた子たちに取り囲まれ】
- 1〜4個:【朝日の中で微笑む少女】
- 5〜8個:【青い蝶が舞う】
- 9〜11個:【美しい顔が溶けて…】
- 12個:【暗黒の小宇宙】
地獄への案内人
主人公の体が宙に浮き、天井にたたきつけられた。仮面の女は、「お前……、この六人の……地獄への……案内人……となれ……。やっと……私は救われ……る」といい、主人公の体はだんだん天井へ沈んでいった。顔までが天井に引き込まれるその瞬間、仮面の女がその仮面を取り、天使のような輝く顔をして主人公を見上げているのが見えた。[BADEND]
仮面をはめられて
仮面の女がいきおいよく仮面をはぐと、そこには主人公の顔があった。仮面の女は、ひるんでいる主人公に飛びかかり、仮面をはめた。その仮面はどうやってもはがれないが、精気を全部吸い尽くしたら、はがすことができるという。
まじめに質問に答えていれば、怒らせなくてすんだのに。もう遅い……。[BADEND]
仮面をつけた子たちに取り囲まれ
仮面の少女は救われることなく学校の中をさまよっているうちに、自分と同じような境遇の子がたくさんいることに気づいた。そして彼女らはいつのまにか寄り集まるようになったという。
気がつくと、主人公は仮面をつけた子たちに取り囲まれていた。
「……きっと私たち、間違いだってわかっていても同じあやまちを繰り返すのよ」[BADEND]
朝日の中で微笑む少女
「あなたが罪を犯したとき、その責任を取るのが、あなただとは限らないということ。思いがけないことで、あなたの犯した罪を償わされることもあるのよ。それは、その時に悔やんでも遅いから。」仮面の女はそう言うと再び仮面に手を添え、今度はためらうことなくその仮面をゆっくりと取り去った。
そして、ゆっくりと振り返った時、一筋の朝日が差し込んだ。彼女の顔は眩しい朝日にさえぎられて、はっきりと見ることはできなかったが、光の中で彼女が微笑んでいるのがわかった。そして、仮面が床に落ちて揺れたとき、彼女はいなくなっていた。
主人公が旧校舎の外に出ると、いつの間にか右手に持っていたはずの仮面がなくなっていた。主人公は改めて旧校舎に目を留めると、この旧校舎が消えてなくならないことを、なぜか祈っていた。
夢なら、覚めないように……。[GOODEND]
何もない空間が広がっていた ※Sでの追加分岐
仮面の少女は復讐するという目的でのみ存在しているので、それがなくなったら存在している意味がなくなってしまう。
「あなたの考えているとおり、私がここにいる理由なんて何もなくなってしまったわ」
仮面の少女はそっと手を当てて、仮面を外した。
その下には、何もない空間が広がっていた。そして、その空間に彼女の体が吸い込まれていくようにして、消えてなくなってしまった。
主人公が旧校舎の外に出ると、いつの間にか右手に持っていたはずの仮面がなくなっていた。主人公は改めて旧校舎に目を留めると、この旧校舎が消えてなくならないことを、なぜか祈っていた。
夢なら、覚めないように……。[GOODEND]
仮面の少女は救われたか? ※Sでの追加分岐
仮面の少女は、彼らの親を直接殺したのでは自分の親の苦しみがわからないから、彼らを殺す以外に方法はなかった、と言った。
あなたは、私が救われたと思う?
- 救われたと思う→窓から朝日が差し込み、仮面の少女はその光に包み込まれるように消えてしまった。夢なら、覚めないように……。[GOODEND]
- 救われたと思わない→窓から朝日が差し込み、仮面の少女はその光に包み込まれるように消えてしまった。主人公がトイレから出ようとすると、落ちていた仮面がなくなっているのに気づく。嫌な空気を感じて急いでトイレから出ると、語り部の六人が追いかけてくる気配が。慌てて階段を下りようとしたところ、階段から落ちて足を骨折してしまう。振り返るとそこには仮面をつけた語り部たちがいた。岩下が手を差し出している。(さあ、行くわよ……)
- 手をつかむ→ふわふわと浮いているような感覚を感じて足元を見ると、自分の体がそこに横たわっていた。気がつくと、主人公はいつのまにか仮面をはめており、語り部達とともにトイレの個室に入っていった。(ああ、今度は、僕自身が学校の噂になるんだ……)[BADEND]
- 拒否する→岩下達は去っていったが、主人公の足からは止めどなく血が流れ続けている。足を引きずりながら、外に向かって歩き出したが、出口までもう少しのところで倒れ込んでしまう。(やはり僕の運命は、あの六人の仲間になることなのだろうか)[BADEND]
青い蝶が舞う
「あなたが罪を犯したとき、その責任を取るのが、あなただとは限らないということ。思いがけないことで、あなたの犯した罪を償わされることもあるのよ。それは、その時に悔やんでも遅いから。」仮面の女はそう言うと再び仮面に手を添え、今度はためらうことなくその仮面をゆっくりと取り去った。
そして、ゆっくりと振り返った時、一筋の朝日が差し込んだ。彼女の顔が光に照らされると、一瞬ザワッと揺らめき、何十匹何百匹もの蝶が顔から飛びだした。それは、今までに見たことがない青い蝶だった。蝶は、朝日を受けて舞っている。そして、その蝶は窓の外に向かいいっせいに飛び出した。
からんという仮面の落ちる音がして、我に返ると彼女はいなくなっていた。
主人公が旧校舎の外に出ると、いつの間にか右手に持っていたはずの仮面がなくなっていた。主人公は改めて旧校舎に目を留めると、この旧校舎が消えてなくならないことを、なぜか祈っていた。
夢なら、覚めないように……。[GOODEND]
少女の素顔と語り部たち ※Sでの追加分岐
仮面の少女は、「彼らの子供を殺すことによって、私の両親が味わった悲しみを、体験させてあげるの」と言った。
あなたは、私が救われたと思う?
- 救われたと思う→仮面の少女の後ろから語り部たちが現れた。【仮面の少女の素顔】へ
- 救われるはずがない→仮面の少女の後ろから語り部たちが現れた。【語り部たちに殺されて】へ
仮面の少女の素顔
仮面の少女の後ろから、新たな六人があらわれた。新聞部のために集まってくれた人達。みんなうつろな目をして、下の方を向いている。
「ほら、また新しい仲間が誕生したわ。これで私も寂しくなくなる……。でも、彼らは私のことを憎んでいるんでしょうね。そして、彼らの私を憎む気持ちが、私の心をねじ曲げる……」
そういって、彼女は仮面に、そっと手をあてた。「もう一度聞くけど、あなたは、私の顔を見てみたくない?」
- 見てみたい→もしかしたら、あなたは後悔するかもしれないわよ。それでもいいのね……。
- 後悔はしない→ものすごい感情に心臓が耐えきれなかった。[BADEND]
- やっぱり見なくていい→あなたって、優柔不断な人ね。《A》へ
- 見たくない→仮面の少女は再び個室の中に入っていった。そして、向こうを向いたまま仮面を外してそれを高く掲げ、振って見せた。あの六人も個室に入ると、扉がひとりでに閉まった。夢なら、覚めないように……。[GOODEND]
《A》あなたは、そんな勇気で、いざというときに、女の子を助けてあげられると思ってるの?
- 思っている→あなたは細田友晴を助けてあげることができなかったじゃない。《C》へ
- 思っていない→いつのまにか主人公は空の上にいて、真っ逆さまに落ちていった。[BADEND]
- 何も答えない→あなた物覚えが悪いのね。私は、あなたの考えていることが、わかるっていったばかりじゃない。《B》へ
《B》あなたは……。
- 助けてあげられると考えていた→あなたは細田友晴を助けてあげることができなかったじゃない。《C》へ
- 助けてあげることはできないと考えていた→いつのまにか主人公は空の上にいて、真っ逆さまに落ちていった。[BADEND]
《C》相手が男の子じゃなくて、女の子だったら助けてあげられたの?わかったわ。私が試してあげる。そういって、彼女は、岩下と福沢を呼び出した。
あなただったら、どっちの女の子を助けてみたい?
- 岩下→仮面の少女は白い仮面だけを残して消えた。トイレを出ようとすると福沢に呼び止められ、仮面を返してといわれる。今度は福沢が仮面を引き継ぐのだという。眠い目をこすりながら校門を出た主人公は車にひかれた。[BADEND]
- 福沢→あなたは福沢を助けられなかったじゃない。仮面の少女は仮面を外した。彼女の顔はとても悲しそうな顔をしていた。そして、白い仮面だけを残して消えた。主人公が仮面を拾いあげトイレを出ていこうとすると、仮面が爆発した。後ろを振り返ると、仮面を付けた彼女が手招きをしている。その後ろには、あの六人がにっこりと笑って立っていた。[BADEND]
- どちらもいや→あなたって、優柔不断なだけじゃなくて、ただのわがままなのね。《D》へ
《D》仮面の少女はためらいもなく仮面を外した。その下の顔は言葉ではいいあらわせないほどの美しい顔をしていた。
さあ私を救ってみて。いじめられていた私を。そういって彼女は僕に仮面をかぶせると、主人公は、あの取り残された補習授業のあった教室にいた。
補習を受けていた生徒達は、少女をトイレに閉じ込めようとする。どうしよう……。
- 何とかして止めてみる→ダメだ。どうしても体がいうことをきかない。同じ選択肢へ戻る。
※3回選ぶと体が動くようになり、少女を助けることができる。気がつくと現代のトイレに戻っていた。夢なら、覚めないように……。[GOODEND]
- 成り行きを見守る→どこからか声が聞こえてきた。「あなたは、結局助けることができなかったじゃない。いいわ。あなたは、そこで一生を過ごしなさい。そして、あなたの子供は私に復讐されるの」[BADEND]
語り部たちに殺されて
仮面の少女の後ろから、新たな六人があらわれた。新聞部のために集まってくれた人達。みんなうつろな目をして、下の方を向いている。
「わたしの新しい仲間。これから、未来永劫ずっと一緒にいる仲間よ。彼らは私には逆らえないわ。彼らは私の忠実なお人形。私は、彼らを使って、私の仲間を増やしていくの。手始めに……あなたを私の仲間にしてもらうわ」
主人公が身の危険を感じてトイレから飛び出すと、新堂が立っていた。残りの5人も取り囲んでいる。
「武士の情けだ。誰に殺されたいか、選ばせてやる。さあ、誰がいい?」
- 岩下明美→内山君に罪の意識を感じたから岩下を選んだのかもしれない。岩下に喉を切られる。[BADEND]
- 風間望→君には、最高に楽しく死ねる方法で殺してあげよう。何だかわかるかい?
- 踊り死に→ブブ−。正解は、四番の『笑い死に』でした。
- 歌い死に→ブブ−。正解は、四番の『笑い死に』でした。
- 眠り死に→ブブ−。正解は、四番の『笑い死に』でした。
※どれを選んでも、風間が耳元でギャグを呟き、笑い死んでしまう。[BADEND]
- 荒井昭二→鉄製のストローを体中に突き刺され、永遠の眠りについた。[BADEND]
- 新堂誠→つるはしを持った新堂に追いかけられ、走りすぎて心臓が止まる。[BADEND]
- 福沢玲子→自分の肉を無理矢理食べさせられる。[BADEND]
- 細田友晴→細田に押しつぶされる。[BADEND]
美しい顔が溶けて…
「……私は、自分を死に追いやった彼らには手を出さなかったわ。それよりも、その子供を死に追いやることで私は救われるのよ。そうすることで、醜くゆがんでしまった自分自身の心が洗われるような気がする」
「ひどいかしら?……私はひどいと思う?」
- 違う!→「ありがとう。私は、もうなにも思い残すことはないわ」仮面の少女が仮面を取り去ると、言葉ではいいあらわせないほどの美しい顔があった。しかし、その顔は急に崩れ始め、その奥には暗く深い闇があった。あれは、彼女の心……。仮面が床に落ちて揺れたとき、もう彼女はいなくなっていた。夢なら、覚めないように……。[GOODEND]
- 君はひどいよ→「私は救われるのよ!!
」仮面の少女が仮面を取り去ると、言葉ではいいあらわせないほどの美しい顔があった。しかし、その顔は急に崩れ始め、溶けだした顔の奥には、もう一つの顔があった。その顔は、どす黒いトカゲのような皮膚をしており、大きくて丸い赤い瞳がこちらを見ている。「おまえも……私が……救われるための……かてに……なれ!」主人公は彼女の叶わぬ欲望のために死んだ。[BADEND]
暗黒の小宇宙
「あなたが罪を犯したとき、その責任を取るのが、あなただとは限らないということ。思いがけないことで、あなたの犯した罪を償わされることもあるのよ。それは、その時に悔やんでも遅いから。」仮面の女はそう言うと再び仮面に手を添え、今度はためらうことなくその仮面をゆっくりと取り去った。
彼女の仮面の奥には……顔がなかった。顔の輪郭の中には、ただ暗黒が立ちこめていて、その中にきらきらと輝く無数の粒子があった。
その暗黒は、宇宙だった。僕は、しばらくの間、その小宇宙に見入っていた。
からんという仮面の落ちる音がして、我に返ると彼女はいなくなっていた。
主人公が旧校舎の外に出ると、いつの間にか右手に持っていたはずの仮面がなくなっていた。主人公は改めて旧校舎に目を留めると、この旧校舎が消えてなくならないことを、なぜか祈っていた。
夢なら、覚めないように……。[GOODEND]
隠しシナリオへ
続・仮面をつけた制服の少女
[GOODEND]で話を終わらせクリアデータをセーブをすると、そのセーブデータを選択したとき[隠し01]という項目が出るようになる。この[隠し01]をロードすると隠しシナリオ[続・仮面をつけた制服の少女]が出現する。
主人公の後輩田口真由美(男)
[暗黒の小宇宙]で話を終わらせると、隠しシナリオ[主人公の後輩田口真由美(男)]へのフラグが立つ。
登場人物
- 仮面の少女(グラフィック有り)
- 旧校舎の三階女子トイレの奥から二番目の個室から現れた少女。
かつて、旧校舎で補習授業があった時をきっかけにいじめられるようになり、首を吊って自殺してしまった。
Last modified:2012.9.21.
42+α:アキ