細田友晴・第2話(女)


シナリオパターン

新校舎一階の東側にある女子トイレには、人の顔のように見える黒っぽい染みがあるという。
クラスの女子にトイレを調べるよう頼まれた細田。しかし、女子トイレの前に立っても霊気は感じられなかった。
トイレを調べる必要はないと細田は言ったが、女子たちは不安そうだ。

《1》君だったら、どうする?

  1. 女子トイレを調べる→僕も、そうしたよ。《2》
  2. 調べない→[とりつかれた富田]へ

《2》女子トイレに入ると、ものすごい霊気を感じた。

僕は、なんて答えるべきか、正直、迷ってしまったよ。

  1. 何もないと答える→女の子達に不信感を与えてしまった。《3》
  2. このトイレは使わないほうがいいと忠告する→女の子たちの間に動揺が走った。先生に話してみることに。《4》
  3. 先生に報告するべきだという→先生に話しても解決しないだろうけど、話さないよりましだ。《4》

《3》そこで、僕は…………。

  1. 何もないといい続ける→[大変な出来事を期待する細田]へ
  2. 先生に報告しようという→先生に話したほうがいいな。《4》

《4》職員室には四人の先生が残っていた。誰に話そうか?

  1. 生活指導の比田先生→[比田先生とトイレの染み]へ
  2. 進路指導の芦村先生→[芦村先生とトイレの染み]へ
  3. 体育の若月先生→[若月先生とトイレの染み]へ ※Sでの追加分岐→SFC版では若月先生は寝ており《4》の選択肢へ戻る
  4. 数学の米山先生→[米山先生とトイレの染み]へ

とりつかれた富田

私は霊感を感じるわ、と、トイレを調べる女生徒の富田。しかしとりつかれてしまい、 富田さんはその日を境に学校に来なくなってしまった。 (次の人の話へ)

大変な出来事を期待する細田

女子トイレで霊気を感じるも、嘘をつき続ける細田。 話を終えた後にトイレで大変なことが起きたと報告してきた女生徒にも知らんぷり。 細田はなにかおもしろくてとりかえしのつかないことが起こることを期待しているようだ。 (次の人の話へ)

比田先生とトイレの染み

相談する先生を選択する場面で「1.生徒指導の比田先生」を選ぶとこのシナリオへ。

比田先生は細田たちを生徒指導室へ案内した。何かをつつんだタオルを持ち、 20年ほど前にこの学校にいたいじめっこの西条という生徒の話を話し始めたが…。

ある日西条は、一人の女の子をトイレの染みのところへ連れて行き、顔を押しつけこう言った。

  1. この染みをなめな→西条は女の子に染みをなめさせた。
  2. この染みをきれいにするまで帰るな→[上半身を消された比田先生]へ

染みをなめさせた西条は、大病を患い学校をやめてしまった。見舞いに行った仲間の話によると、顔一面に、あのトイレの染みにそっくりな染みができていたという。彼女の染みはどんなことをしても消えず、やがて西条は消息不明になってしまった。

比田先生は「だから、あのトイレの染みは悪い霊じゃないの。いじめられている子たちを助けてくれる、いい霊なのよ。だから、そっとしておいてくれる?」と言った。

なんて答えればいいんだろう。

  1. そっとしておく→[タオルの中は…]へ
  2. 除霊すべきだ→[襲いかかる比田先生]へ

タオルの中は…

西条にいじめられたのは自分だと告白する比田先生。なにごともなく話は終わったが、 細田はめくれたタオルの中に鉛色に光る刃が入っていたのを見てしまう。 あれが包丁だったら、比田先生は何をするつもりだったんだろうか。 (次の人の話へ)(※隠しシナリオへ)

襲いかかる比田先生

表情が変わった比田先生。さて、どうしようか?

  1. 西条の話を、もっと詳しく聞く→包丁で襲われる細田。比田先生は頚動脈を切って死亡。(次の人の話へ)
  2. 染みの正体について聞く→金槌で襲われる細田。比田先生は染みにのみこまれてしまう。(次の人の話へ)

上半身を消された比田先生

トイレの染みは比田先生の体の一部と引き換えにいじめっこの西条を殺したのだという。 比田先生がブラウスの袖をまくりあげると、袖の中には、何もなかった。 (次の人の話へ)

芦村先生とトイレの染み

相談する先生を選択する場面で「2.進路指導の芦村先生」を選ぶとこのシナリオへ。

厳格な芦村先生は細田の話をまともに聞いてはくれず、職員室を追い出されてしまう。細田は部活の後、ふと例のトイレを通ると、芦村先生が女子トイレに入っていくのを目撃する。

こんな時、君ならどうする?

  1. 構わず、家に帰る→[バラバラにされる芦村先生]へ
  2. トイレの中をのぞく→芦村先生は窓際のトイレに向かって話しているようだった。

あの染みは、何年も前に芦村先生が死なせてしまい壁に塗り込めた生徒なのだという。先生に殺されそうになった細田だが、個室から長く伸びた髪の毛が芦村先生を襲った。

僕は……。

  1. 先生を見捨てた→[バラバラにされる芦村先生]へ
  2. 先生を助けた→[壁にひきずりこまれる芦村先生]へ

バラバラにされる芦村先生

「1.構わず、家に帰る」を選ぶか「2.トイレの中をのぞく」→「1.先生を見捨てた」を選択するとこのエンドへ。

次の日、芦村先生は例のトイレでバラバラ死体となって発見された。(次の人の話へ)

ただし、「1.構わず、家に帰る」を選択した場合、何故芦村先生がバラバラにされたのかは謎のままになる。

壁にひきずりこまれる芦村先生

「2.トイレの中をのぞく」→「2.先生を助けた」を選択するとこのエンドへ。

壁に埋まっている女の子の霊が現われ、芦村先生は壁に引きずり込まれてしまった。(次の人の話へ)

若月先生とトイレの染み ※Sでの追加分岐

相談する先生を選択する場面で「3.体育の若月先生」を選ぶとこのシナリオへ。

若月先生と一緒にトイレに行くと、先生は例の染みをなでたりのぞき込んだりして調べた。

すると先生は……。

  1. 気のせいだと答えた→[染みにとりこまれた若月先生]へ
  2. 霊の仕業だと答えた→これは、完全に霊の仕業だね。これから先生が除霊を行うよ。
  3. 話をごまかした→[永遠の若さを手に入れた若月先生]へ

これから除霊を行うという若月先生。細田は心配なのでトイレの外で待っていることにしたが、中のことが気になってしょうがなかった。

どうしても覗いてみたい僕は……。

  1. 覗いてみた→[魂を吸い取られた若月先生]へ
  2. 覗かなかった→[食人鬼になった若月先生]へ

染みにとりこまれた若月先生

「1.気のせいだと答えた」を選択するとこのエンドへ。
トイレの染みを見に行ってから悪夢に悩まされる若月先生。もう一度トイレに行くと、 壁の染みがもりあがり、先生に抱きつくと同化するように消えてなくなった。 それから、染みのもようの口の中にもうひとつの顔が現れたらしい。 (次の人の話へ)

魂を吸い取られた若月先生

「2.霊の仕業だと答えた」→「1.覗いてみた」を選択するとこのエンドへ。
若月先生は叙霊を試みるも失敗。霊気に魂を吸い取られ、最後はまるでミイラのようにぼろぼろになってしまった。 (次の人の話へ)

食人鬼になった若月先生

「2.霊の仕業だと答えた」→「2.覗かなかった」を選択するとこのエンドへ。
叙霊に失敗した若月先生は染みに取り付かれ、食人鬼となってしまった。 (次の人の話へ)

永遠の若さを手に入れた若月先生

「3.話をごまかした」を選択するとこのエンドへ。
いい話をするといって生徒指導室まで細田をつれていく若月先生。 実は先生は五十三才だという。永遠の若さを手に入れた経緯を語る先生。 (次の人の話へ)

※このルートを選ぶと若月先生の免許証が見れ、若月先生のフルネームや生年月日がわかる。(どうでもいい)

米山先生とトイレの染み

相談する先生を選択する場面で「4.数学の米山先生」を選ぶとこのシナリオへ。

今夜は宿直だという米山先生。次の日職員室で米山先生に会うと、先生の黒目の部分がどろっとした金色に濁っていた。 どうやら霊感の強い人間が見たときだけ目が金色にみえるらしい。(次の人の話へ)

隠しシナリオへ

あの子は誰?謎の坂上君

職員室で比田先生に相談し、[1.この染みをなめな]→[1.そっとしておく]という終わり方をすると、隠しシナリオ[あの子は誰?謎の坂上君]へのフラグが立つ。

※SFC版では上記の終わり方にすると、隠しシナリオ「主人公の後輩田口真由美(男)」へのフラグが立つ。

登場人物

富田 (グラフィック有り)
自分には霊感があると、いつも自慢してるという話だ。
比田先生(グラフィック有り)
生活指導の先生。厳しいけれど、僕たち生徒の話を真剣に聞いてくれる女の先生。
西条陽子
20年ほど前の生徒。いじめっ子グループのリーダーだった。
芦村先生(グラフィック有り)
進路指導の先生。昔堅気の大柄な人。
若月先生(グラフィック有り)
三十歳前後のとても優しい男の先生で、冗談もよくいうし、学校中の生徒から慕われる存在だった。
新田かおり(グラフィック有り)
若月先生が32歳のとき、初めて赴任した時うけもったクラスのこ活発な子で、 物事をハキハキというとてもしっかりした子。若月先生を好きになった。
米山先生(グラフィック有り)
新米の数学の先生、頼りないところもあるけど、年齢が近いせいか一番信頼できた。

Last modified:2012.9.21.
42+αアキ