六話目は場所を移動しましょうと言う細田、一同は旧校舎へ。
細田はトイレの怪談で有名な花子さんを呼び出す実験をしようというのだが。
《1》「君、やってみないかい?」
《2》「本当は、興味あるんだろ?」
《3》「僕たちは花子さんを呼び出すんだ。そうする理由があるんだよ。それを教えてあげるから、賛成してくれよ」
《4》「それならいいよ。僕たちだけで行くから」と、一人教室に取り残される主人公。しかし、しばらくすると足音が聞こえてきた。
細田さんが、戻ってきてくれたんだろうか?
《5》何十年も前、この教室では期末テストで赤点をとった生徒が補習のプリントをやらされていた。
「君は、テストで赤点を取ったことがあるだろ? 」
彼らはこの教室で補習にとりくんでいたが、先生は六人のことを忘れて帰ってしまった。
「ところで君、今まで一度もトイレに行ってないけど大丈夫なの?ひょっとして、トイレに行きたいとかいうことない?」
《6》トイレに行きたいと言うと、話が終わるまでは我慢した方がいいと言われる。
「だから、もう少し我慢してよね」
《7》「……どうしても行くというのなら、もう止めないけどね」
《8》さて、トイレはどっちにあるんだろう?
《9》補習で残された六人は、いつまでたっても担当の先生が見に来ないので、だんだんと不安になってきた。ふと時計を見るともう九時を回っていた。
どうして九時まで気がつかなかったのだろう?
「九時を過ぎるまで気がつかないなんて、異常だとは思わないかい?」
十時になっても六人は終わりそうにない補習を続けていた。時計を見ると十時二十分を指していた。しばらくしてまた時計をみると、まだ十時二十分。もしかしてこの時計は止まっているのだろうか?
「それがあの時計だよ。ほら、あの壁にかかっている時計。あの時計はあのときからずーっと十時二十分を指しているんだ」
「どうだい?あの時計を調べてみるかい?」
残されてた六人も時計を調べる事にした。一人が壁から時計をはずすと、壁にはドクロのような人の顔の染みがついていた。
(※●トイレに行っていると文章が追加される)
壁から時計をはずした一人は時計を調べるよりもその不気味な染みを隠しておきたかったので急いで時計を戻した。
そのとき突然一人が席を立ち上がった。「あのう僕、トイレに行ってくる」
残った五人は少しでも早く補習を終わらせようとプリントと格闘したが、時計の裏の染みが気になってなかなか集中できない。
「あいつがトイレから戻ってきたら、みんなで先生のところにいこうか」
しかしトイレに行った彼は戻ってこない。「俺、呼びに行ってくる」そういって一人が教室から飛び出したが、やがて悲鳴が聞こえた。
「君、僕の友達になってくれないかな?」
※どれを選んでも友達になることを承諾する。
残った四人は、教室を出た二人を助けに行くか行かないかで口論となり、結局勇敢な友達思いの一人だけがトイレに行くことになり、残りの三人は職員室に先生を呼びに行くことにした。
「君は、どっちの話の続きを聞きたいかな?」
《10》その時点で素直に帰ろうと言えばよかったのだがそうならなかった。代わりに来なかった七人目に非難が集中し、補習そっちのけで悪口大会になった。盛り上がっていた時、ドアの向こうでガタンと大きな音がした。不思議に思ってドアの外をのぞいてみると……
「そうしたら……何があったと思う?」
彼はトイレを探そうとしたが、旧校舎には全部でトイレは3つある。
《A》「どの階にあるトイレに行ったと思う?」
《B》
〈一階のトイレに行った場合〉
◎行ってみるとトイレからは明かりが漏れていた。彼はトイレをのぞき込んだがそこには誰もいなかった。
代わりに壁に乱暴な字で「三階に行け」と大きな文字が書き殴られていた。
こんなことするのはあの二人に決まっている、やはり自分たちを脅かそうとしているんだ、と腹を立てて三階へ。◎◎へ
〈三階のトイレに行った場合〉
◎◎彼はまず一階のトイレを探そうとしたが、遠くからみてもトイレに明かりはついてなかった。
階段の上の方から話し声がきこえるので、彼は階段を上った。
助けに来た仲間を驚かす相談でもしているのだろうか、そう思うと彼はすこし腹が立った。
三階へ来たが、そこには誰もいなかった。その時彼はふとこの学校のトイレの花子さんの話を思い出し怖くなった。
逃げようとすると、突然三階のトイレの電気がついたため、近づいたがトイレには誰もいなかった。トイレのドアは閉まっていて4つあった。
どのドアから開けたと思う?
ひとつずつドアを開けていき、最後のドアを開けると、悲鳴がきこえる。《D》へ。
《C》一階のトイレに行くとトイレからは明かりが漏れていた。トイレをのぞき込むと正面の壁に、いくつものドクロの顔のような染みが浮かび上がっていた。
染みのドクロはむっくりと起きあがり、次々に地面におちてゴロゴロと群がった。そしてトイレの外へ転がりでていき、階段を上に上っていった。
やがて三階にまでたどりつくと、悲鳴が聞こえ、ドクロはフッと消えた。《D》へ。
《D》悲鳴がする下の方へ行き廊下をみわたすと、職員室に行ったはずの三人がひきずられていくのが見えた。
なにやら黒くて小さな固まりのような集まりが、三人をひきずっているようだった。
廊下に三人がひきずられた血の跡があり、その跡は三階の女子トイレの、花子さんがいるという奥から二番目の個室に続いていた。
「彼はどうしたと思う?花子さんがいるという個室のドアを開けたと思うかい?」
結局補習を受けていた六人は行方不明になった。《E》へ。
《E》話が終わると、細田がこれから三階のトイレに行って花子さんを呼び出してみようと提案してきた。
「どうする?行くよね?」
<※5話目で福沢を消している場合>
細田と三階の女子トイレに行くと、電気がついていた。
どうする?
女子トイレに着いた二人。どうする?ノックしてみるか?
突然、細田の身体が宙に浮いたかと思うと、そのままものすごい勢いで天井にたたきつけられた。
どうする?助けようとしてみるか?それとも、……逃げるか?
※このシナリオにいくと、全てゲームオーバーとなるので注意。
三人はそろって職員室へ向かったが、どうしても職員室へ着かない。空間がねじ曲がっていてメビウスの輪のようになっていた。
どうする?
男主人公で、1話目で岩下、2話目で風間、3話目で荒井、4話目で新堂、5話目で福沢を消した状態で細田6話目の最後に三階の女子トイレに行き、天井にたたきつけられた細田を助けようとすると、7話目に隠しシナリオ[仮面をつけた制服の少女(男)]が出現する。
男主人公で上記と同じ終わり方をすると、隠しシナリオ[主人公の後輩田口真由美(男)]へのフラグが立つ。