隠しシナリオ:真説・桜の木の伝説


シナリオ出現条件

福沢玲子の三話目で、桜の木と死体置き場の話を聞き、[1.行く]→[2.見えない]→[2.見えない]と選択して話を終わらせ、 (福沢玲子・第3話を参照) 四話目に岩下明美を選択すると出現する。

選択例:[1.好き]→[1.大好き]→[2.怖くない]→[2.そんなことはできない]→[2.思わない]→[1.行く]→[2.見えない]→[2.見えない]

シナリオパターン

さっき福沢の話した話とは違う、この桜にとりついた本当の怨念の話をするという岩下。

その代わり、何があっても話が終わるまでここから動かないこと、そして、絶対に叫ばないことを約束できるかを聞いてくる。

  1. 約束できる→話の続きへ
  2. 約束できない→「これは約束をしてくれた人にしか話せない話なのよ」と話が終わってしまう。(次の人の話へ)

この桜は別名「首吊り桜」と呼ばれているという。

どうしてかわかる?

  1. この枝で首を吊った人がいる→そうなの、名前の通りなのよ。
  2. この枝で首を吊ると天国に行けるという噂がある→そんな噂も、前に聞いたことがあるわね。
  3. 僕にはわからない→そうね。そうだと思うわ。

この桜で首を吊った人は過去に何人もいたが、 自分の意志で死んだ訳ではない。 この桜は、毎年一人ずつ生けにえを選ぶのだという。

そんな噂知っていたら、この学校に来なかったんじゃない?と言われ…

  1. そんなこと関係ない→あなた、いやに現実的じゃない。
  2. 確かに来なかった→でしょ。だから、誰も知らないの。

生けにえになった人間を桜が自分で下に埋めてしまうので、死体は発見されない。しかも、その人が生きてきた過去や事実がなぜかすべて抹消されてしまい、 最初から、いなかったことになってしまうという。

「どうして桜がいけにえを必要とするのかしりたくない?」と岩下に聞かれ

  1. 興味ある→話の続きへ
  2. 興味ない→【岩下の身代わりに】へ(ゲームオーバー)

何十年も前、この桜はカップルたちの集いの場だった。
そしてこの桜の木の下で口づけをし、愛を誓い合ったカップルは永遠に結ばれるといわれていた。

当時、広岡邦夫と折原初子というカップルが、この伝説を実行しようとしていたのだが…

彼らは待ち合わせをいつにしたのだろう。

  1. 今度の満月の晩→《2》
  2. 明日の朝早く→《1》へ ※Sでの追加分岐→SFC版では朝に雨が降り、《2》
  3. おまかせします→《2》

《1》:女生徒に儀式を見られてしまった二人 ※Sでの追加分岐
朝早くに待ち合わせした二人は儀式を始めたが、偶然通りがかった女生徒に見られてしまう。 逆上した広岡は女生徒の首を絞めて殺してしまい、死体を桜の下に埋めた。

しばらくして広岡の様子がおかしくなり、不審に思った折原が広岡のあとをつけていくと、彼は例の桜の下に行き、 そこで死んだはずの女生徒が彼を待っていた。 広岡が女生徒に口づけをすると、折原は思わずとびつくようにして広岡の背中をつきとばし、その勢いで桜の木に頭をぶつけた広岡は死んでしまった。女生徒は 「ざまあみろ!私を殺した罰だ」と、 溶けるように消えてしまい、次の日折原は桜の枝に首を吊って死んでいるのが発見された。

いいつたえ通り不幸になった二人は悪霊になり、 この木にいけにえを捧げればきっと二人の愛は成就すると思いこんでしまった。

それ以来、この桜の木の下では毎年ひとりずつ死者がでるのだという。

このあと【儀式を遂行する二人】の

《2》:儀式を見てしまった二人
満月の晩の夜十時、二人は学校の裏門で待ち合わせ桜の木の下で儀式を行おうとしたが、木の下には先客となるカップルがいて、二人はその儀式を見てしまう。

二人は、どうしたと思う?

  1. 逃げた→二人は逃げた。
  2. 事情を説明するために出ていった→動揺している向こうの様子をみて我慢できなくなり、結局二人は逃げた。

思わず逃げ出した二人だが、泣き出した折原に対して広岡は…

  1. 明日、彼らを捜して謝ろう→話の続きへ
  2. 僕たちのせいじゃないから、気にするな →見られた二人は自殺してしまった。広岡と折原は桜の木に殺される。【約束を破った主人公】へ ※Sでの追加分岐→SFC版では話の続きへ
  3. このことは二人の秘密にして黙っていよう→話の続きへ

次の日、二人の男女が桜の木の下で首を吊って死んでいるのが発見された。遺書はなく、二人はお互いの身体が離れないように、縄で縛りあって抱き合ったまま死んでいた。 広岡と折原は、その晩、昨日と同じ時間に同じ場所で会ったが、その時、二人の頭の中に直接呼びかけてくる声がした。 声は死んでしまった二人に対して責任をとれと迫っている。

なんて答える?

  1. 責任を取ろう→《3》
  2. 責任を取る必要はない→【燃えた桜の木】へ
  3. お前なんかと話したくない→顔を上下半分に引き裂かれた広岡。正気を失った折原。【約束を破った主人公】へ ※Sでの追加分岐→SFC版では【燃えた桜の木】へ

《3》:精霊の声
声は桜の精霊のものだった。桜の精霊は 「責任を取る前に永遠の愛を二人にあたえようじゃないか、さあ口づけを交わすが良い」 と二人に儀式を遂行するように勧める。

その声の言うことを聞いてみる?

  1. 聞く→二人は、桜の精霊に応じて口づけをした。【儀式を遂行する二人】へ
  2. 聞かない→広岡は折原に強引に口づけをした。【儀式を遂行する二人】へ
  3. 逃げ出す→折原が広岡に無理矢理口づけをした。【儀式を遂行する二人】へ ※Sでの追加分岐→SFC版では【燃えた桜の木】へ

約束を破った主人公 ※Sでの追加分岐

話が終わった後、岩下に木の幹を見るように言われる。見ると幹に沢山の人の顔が見え、主人公は思わず叫んでしまい、岩下との誓いを破ってしまう。

実は岩下はこの桜の木の生けにえに選ばれてしまったので、 自分と約束をして、それを破った人間に桜の呪いが移ってしまうようにおまじないをしたのだという。(次の人の話へ)

燃えた桜の木

(「2.責任を取る必要はない」を選択した場合)声は、反省して責任を取ろうという気持ちになるまで時間をあげようと言った。

(SFC版で「3.お前なんかと話したくない」か「1.責任を取ろう」→「3.逃げ出す」と選択した場合)二人は学校から離れたところまで走って逃げた。

しかし、一週間後広岡はガソリンをまいて桜の木を燃やしてしまう。火は二人に燃え移り、 広岡と折原は悶え苦しみながら息絶えた。

彼らの死体は見つからず、 ふたりがこの世に存在した事実さえ消えてなくなった。

燃えたと思った桜の木は翌年の春にはつぼみをつけ、また花を咲かせた。あの桜は普通の桜の幹と違って変な色をしているのは、そういう理由があったからだという。

なぜ、岩下がこの話を知っているのかというと、実は岩下はあの桜の夢を見てしまい、桜の生けにえに選ばれてしまったからだ。

しかし、夢を見てから一週間以内に、誰でもいいから桜の下に連れて行き、その場所を動かない、絶対に叫ばないという二つの約束をさせ、どちらかの約束を破ってしまえば、その人が岩下の身代わりになってくれるという。

だが、すでに五日が経ってしまい、主人公も約束を守ったため、岩下は、また身代わりをさがさなきゃいけないと言った。(次の人の話へ)

儀式を遂行する二人

二人が口づけをすると、突然土の中から四本の手が伸びてきて、そのまま二人は土中に引きずり込まれていった。

桜の精霊は言った、
「お前たちは永遠の愛を誓った。しかし、永遠とはもろく、はかない。永遠のときを保ち続けたいのなら、毎年一人ずつ私に生けにえを連れてこい」
と。

これがこの木にまつわる本当の話であり、今も広岡と折原は永遠の愛を保ち続けるために、毎年生けにえをさしだしてるのだという。

その生けにえは主人公かもしれないという岩下に対し

  1. そんな話は嘘だと言う→そんなこというとあんた殺されるわよ
  2. もう部室に戻ろうという→もっと話し続けてあげる

岩下に対して…

  1. やめろと言ってつかみかかる→【生けにえだった岩下】へ
  2. 無視する→【しもべだった岩下

生けにえだった岩下

[1.やめろと言ってつかみかかる]を選ぶと、主人公は動いてしまう。
実は岩下はあの桜の夢を見てしまい、桜の生けにえに選ばれてしまったのだが、夢を見てから一週間以内に、誰でもいいから桜の下に連れて行き、その場所を動かない、絶対に叫ばないという二つの約束をさせ、どちらかの約束を破ってしまえば、その人が岩下の身代わりになってくれるのだという。 「私、まだまだ生きたいから。人生を楽しみたいから。そのためだったら、どんなことでもするわ。」という岩下。(次の人の話へ)(※隠しシナリオへ)

しもべだった岩下

[2.無視する]を選ぶと、実は、岩下は広岡と折原のしもべなのだと言う。
そして、毎年一人この学校の生徒を生けにえとして桜の木に差し出さなければ、自分が生けにえになってしまうのだと。
しかし、岩下はすでに三人目の生けにえを差し出しており、あとを継ぐ者だけが必要であった。そして主人公はその新しいしもべに選ばれたらしい。
最初に岩下と交わした約束を守ってくれることも、選ばれる条件の一つだった。(次の人の話へ)

岩下の身代わりに

桜の生けにえの話に対し[2.興味ない]と答えるか、
岩下と約束をした後にコントローラーのスタートボタンを押して取材メモを呼び出してしまうと、岩下との約束を破ったことになってしまう。

実は岩下はあの桜の夢を見てしまい、桜の生けにえに選ばれてしまったのだが、誰でもいいから桜の下に連れて行き、その場所を動かない、絶対に叫ばないという二つの約束をさせ、どちらかの約束を破ってしまうか、途中で話を聞きたくないと言い出せば、その人が岩下の身代わりになってくれるのだという。

主人公は桜の根に足もとをつかまれてしまい、意識が遠くなっていった。ゲームオーバー

隠しシナリオへ

主人公の後輩田口真由美(男)

[儀式を遂行する二人]で、岩下に対し[1.やめろと言ってつかみかかる]を選んで話を終わらせると、隠しシナリオ[主人公の後輩田口真由美(男)]へのフラグが立つ。

登場人物

広岡邦夫
何十年も前にいた男子生徒。折原初子と付き合っていた。
折原初子
何十年も前にいた女子生徒。広岡邦夫と付き合っていた。

Last modified:2012.9.20.
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